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「やっとつかまえました!

さあっ、これでレッスン2をしてくださいますね?」


概要編集

ライトノベル『死亡遊戯で飯を食う。』の登場キャラクター


何をやっても上手くいかない自分が嫌いで人生に絶望していたときデスゲームに出会い、参加者となることを選んだ。

しかし、初参加のゲーム「ハロウィンナイト」において窮地に陥ったところを、主人公幽鬼に助けられて心酔。

のちに彼女の押しかけ弟子となる。


プロフィール編集

年齢は未成年であると書かれており、出会った時点の幽鬼(18歳前後)よりは年下である模様。

本名は不明。


家庭環境などは「小学生の頃はピアノを習っていた」などの描写から、少なくとも貧乏ではないことがうかがえるが、後に「(自分に何かあっても)心配するような家族はいない」とも語っており、良好な環境ではなかった模様。


外見上の特徴は、丸いお団子に括ったヘアスタイルと、そして基本的に美女・美少女を集めたゲームの参加者としては例外的な「デブキャラ」であること。


挿絵でこそ普通に美少女と呼べる範囲の穏便なデザインになっているが、実際には作中で頻出する「丸い」「まんまる」という表現や、「(割合ゆったりしたデザインの)服の上からでも分かるほど太っている」というコメント、そして後述する理由から「ポッチャリでは到底済まされない、誰の目にも明らかなデブ」であることがうかがえる。

ちなみに彼女のプレイヤーネーム「玉藻」を聞いた幽鬼は、そうした見た目にピッタリの名前だな、と述懐している。


また当然のように運動能力も低く、初参加のゲーム「ハロウィンナイト」ではあっという間に窮地に陥る羽目になった。


性格と能力編集

小、中学校と、いじめられたり、自分自身の失敗でうまくいかない事が多かったため自信に乏しく、また自分自身に対して否定的。

太っているのも恐らくはその為であり、そんな自分を颯爽と助けてくれた幽鬼に強いあこがれを抱く。


一方で、いったんやる気にさえなれば凄まじい努力家でもあり、決めたハードルは越えられるまで黙々と努力できてしまうド根性キャラである。

後に師となった幽鬼からは「その粘り強さこそが武器、じっくり戦う防御向きのタイプ」と評されている。


口調は、可愛らしくて丁寧な女の子口調で喋る。

また、幽鬼の指導を受け始めてからしばらく後にゲーム参加した際には、他プレイヤーに対してどこか気だるげな中性的な口調で喋るシーンもある。

明言はされていないが、師である幽鬼に似た(似せた)ものとも取れる。


作中の活躍編集

幽鬼の第45回目の参加ゲーム「ハロウィンナイト」に参加していた初心者プレイヤー。

対戦型の要素を含む生存型、という他プレイヤーとの争いが実質的に不可避な内容は、身体能力の低い玉藻にとって最悪の相性であり、ゲーム開始から程なく、結託した他プレイヤーに「獲物」として狩りたてられる羽目になる。


そしてついに追いつかれそうになったところに通りかかった幽鬼にダメもとで助けを求め、承諾した幽鬼が追ってきた相手8人を秒殺するのを見て心酔し、その場で弟子入りを志願した。


しかし、面倒事を嫌った幽鬼は「その身体じゃ無理だから、痩せて私に追いつけたら弟子にする」と言い残し、さっさと逃げてしまった。


それきり、ゲーム中に幽鬼と再会することはなかったが……





作中の活躍その2編集

ハロウィンナイトから一ヶ月ほどして、ゲーム外で幽鬼の前に再び姿を現す。


幽鬼に言い渡された通り生真面目にダイエットに取り組んだ結果、幽鬼が初見では素性に気づかないほど別人レベルのスリム化に成功する。

その姿は、名前通りの傾国の美女を想像させるほどの別格の美少女であり、それが一カ月前に会ったおデブな子と同一人物だと気づいた幽鬼は絶句した。


わずか一ヶ月でダイエット広告も驚きの実績を叩きだした根性は伊達ではなく、この後もどうにか理由をつけて断ろうとする幽鬼を粘り倒して根負けさせ、最終的には弟子入りを承諾させる。


以後は幽鬼の家に泊まり込むなどして共に生活しながら指導を受け、幽鬼が自分の師から受け継いだ「現状で最高レベルの技術論」を伝授することで、プレイヤーとして急成長していく。


その一方で幽鬼の方も、これほど近く、かつ深い人間関係を結んだことがなかったため、様々に戸惑うこととなる。

そんな二人の師弟生活は、デスゲームを主題とする本作においては珍しく、微笑ましい日常シーンとなっている。


関連タグ編集

死亡遊戯で飯を食う。 幽鬼(死亡遊戯で飯を食う。)












以下、このキャラに関する重大なネタバレ注意

































その、結末編集

師弟関係を結んでから四ヶ月ほど後。

幽鬼から一方的に「卒業」を言い渡されて別れることになる。


それは幽鬼が、玉藻への思い入れが深まってしまった結果、対人経験の乏しさ故に「自分が玉藻の運命を左右すること」の重さに耐えきれなくなったためであるが、玉藻の方では「幽鬼への強すぎる依存心、自己同一視して安心を得ている卑しい魂胆」を見透かされたからだ、と解釈し、泣く泣く姿を消す。



そして、しばらく後。


幽鬼はとあるゲームにおいて、独りになってもプレイヤーを続けて一人前に成長した玉藻と、思わぬ再会をすることになる。


互いに殺し合う、敵同士として。

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