本項目は『ダークソウル3』に関する重大なネタバレを取り扱っており、
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はじまりの火を継いだ薪の王たち
神のごとき彼らの「化身」
概要
英語表記:Soul of Cinder
火継ぎの祭祀場にある深淵の監視者 追放者ルドレス 罪の都、巨人の王ヨーム 深みの聖堂、聖者エルドリッチ 血統の末、ロスリックの聖王の5つの玉座ヘ王の薪を戻し、その後篝火からの転送で到達することができる『最初の火の炉』にて待ち構える本作のラストボス。
無印(ダークソウル)の時代、祭祀場の地下深くに存在していたはずの火の炉は、永い年月の経過によりあらゆる時代の地が「吹き溜まった」空間の一部と化している。
(ただし、無印の時点で最初の火の炉は現世から隔絶された空間に存在しているかのような描写も見られる)
容姿
篝火に刺さる螺旋の剣を持ち、炎を纏う焼け爛れ歪んだ騎士の姿をしている。
その姿はどこか上級騎士装備一式を思い起こさせ、後頭部には異形の王冠が形作られている。
実はパッケージや配信されたテーマ等で描かれているのは彼(彼等?)。
それまでのシリーズのパッケージはボスではなく作中で手に入る騎士装備を身に着けているキャラクターが描かれていたため、発売当初はまさかパッケージに描かれているのがラスボスであるだろうとは誰も思わなかっただろう。
ボスキャラとして
ラスボスだけあって強い。他のボスとは違いダークソウル過去作のプレイヤーを彷彿とさせる動きを見せる。最初は篝火の螺旋剣1振りのみで戦うが、体力を減らすと螺旋剣を変形させモードチェンジを行う。
モードは4つあり、それぞれがプレイヤーの動きとほぼ同じであるため対人戦に慣れていればそのノウハウが活用できるであろう。
ダメージを続けて与えていくと膝をついて暫く怯むためそのチャンスを生かそう。
直剣モード
剣を用いた攻撃のみ行う。最初は必ずこのモードからスタートすることになる。
今作の直剣の戦技(構え)に似た攻撃や、ディレイも織り交ぜた素早い動きで翻弄してくるので注意。
最も連続攻撃が多く、その連続攻撃の中に普通の攻撃とディレイ攻撃が混ざってくるため、事実上の択一攻撃となっている。これらを完全に避け切るのは至難の業。
杖モード
魔術のみの攻撃を行う…と思いきや、杖として使う逆手持ちの火継ぎの大剣で斬りつけてくることもある。近距離戦は有効だがソウルの大剣にも注意。
使用魔術は拡散するソウルの矢2連発、ソウルの大剣、浮遊するソウルの結晶塊、ソウルの結晶槍、ソウルの奔流。
ソウルの奔流はプレイヤーが使用するものより遥かに太くて持続の長いビームを放つ。
浮遊するソウルの結晶塊は、王たちの化身が青白いオーラを纏っている間自動で展開される。モードチェンジ後も継続。膝をつかせるダウンによって解除されるので、危険だが攻撃を続ければ能動的に解除も狙える。
槍モード
槍での攻撃がメインだが、斧槍のモーションも織り交ぜてくる他、奇跡も使用する。
リーチが長く、後方に逃げようとすると狩られてしまうので要注意。
使用奇跡は神の怒りとリジェネ効果のある回復。神の怒りはたまに2連発で放つあたりに対人戦の既視感を覚える…
ちなみに、化身が使用する神の怒りは無印のモーションと同じものになっている。
曲剣モード
素早い斬撃と呪術が厄介なモード。無印で有名だった木目の指輪ローリングを行うため、無印をプレイした方は思わず苦笑いであろう。
要注意攻撃としてこのモード限定で膝をついて怯んでいる時に前面範囲から攻撃しているとパリィから致命の一撃を決められてしまう事もあり、このモード中に限っては怯んだ後後ろに回って攻撃を加えたい。
使用呪術は大発火、火の玉、猛毒の霧、内なる大力(HP減少なし)。
曲剣の強力な攻撃モーションに加えて高速発生の大発火、木目ローリングによる高速回避など、全般的に隙が少ない上、大力による自己強化まで行ってくる。
下手に手を出すと後隙を狩られやすいので、慣れないうちは回避を優先するのが得策。
多数のモードチェンジに苦労しながらも倒すと…
最古の薪の王グウィン以来
はじまりの火を継いだ偉大な王たちのソウルが
いつか火を守る化身を生んだのだろう
地面に剣を突き刺して爆破攻撃と同時にHPが全回復し第2形態となり、BGMもかつての薪の王グウィンを思い起こさせるピアノベースの曲となる。
動きや攻撃もグウィンに近いがパリィは出来ず、グウィンが使用しなかった雷系の奇跡を使用してくる。
遠距離では太陽の光の槍と、ダークソウル2の「裂かれる雷の槍」のような攻撃を仕掛けてくる他、近距離では太陽の光の槍を雷の杭として打ちこんでくる。
また、火炎を纏った4連斬りの後、地面に剣を突き刺し大爆発を起こす大技を放つ。この技は連撃のどれか1つでも喰らうと連続で打ち上げられ続け、最後の大爆発まで繋げられてしまい、即死級のダメージを受けるので絶対に喰らってはいけない。
最後の突き刺し大爆発は攻撃範囲も常軌を逸しているため、この技の予備動作である野球のバッティングポーズの様な構えを見たら全力で離れよう。
なお、戦技「我慢」を使えば打ち上げられず強引に耐えることも可能。
2連戦を苦労しながらも王たちの化身を倒せば見事エンディングへの道が開ける。
この王たちの化身、1周目でもかなり強いのだが、周回プレイでは一気に強さが跳ね上がり、今作最強格のボスとなる。
直剣モードのディレイによる択一攻撃を筆頭に、対処が困難で体力を削られやすい攻撃が多いため、周回によるボスの火力アップがそのままこちらに向かってくる。
余談
彼を倒した後、祭祀場の侍女から彼の防具、火継ぎ装備一式が購入できるが胴装備の背中をよく見ると…
…バックスタブを受けた跡と思しき3つほどの刺し傷がある。
実際に王たちの化身は歴代プレイヤーの集合体の様なものなので俺たちの化身とも一部で呼ばれている。言いえて妙である。
そして、エンディングへ
ついにはじまりの火へとたどり着いた主人公。火を継いで薪の王となり火の時代を存続させるか、火を消して火継ぎを終わらせるか、火を奪い亡者の王として闇の時代に君臨するか、あるいは…
主人公がどのような選択を選ぶかはプレイヤーであるあなた自身の今までの行動と意思に委ねられる…
私は、自らの意志で薪の王となった。そのことに誇りもある
だから君も、自分の意志で選びたまえよ
クールラントのルドレス
関連タグ
歴代の薪の王たち