概要
沖縄初のプロ野球チームの設立と日本プロ野球機構(NPB)への参入を目指して、2019年7月18日に設立。
運営は東京のスポーツマネジメント会社BASE。本社は宜野湾市に置き、宜野湾市と浦添市を本拠地、宮古島市と八重瀬町を準本拠地に。
チーム名は沖縄の青い海と無限に広がる可能性へ出発するという意味を込めたもの。
独立リーグクラスのチームだが既存のリーグには所属せず、将来日本野球機構が参入枠を拡大した場合に加盟することを目標に、NPBのファーム(三軍を含む)や他の独立リーグ、台湾のチームとの交流戦を実施する方針がチーム誕生時に示された。
2021年にはCPBL(台湾プロ野球)への参入を申請したが、「加入条件がCPBLの運営根幹に関わる球団拡張規定に抵触する」ため参入は厳しいとされた。
初代ゼネラルマネージャーは元東北楽天ゴールデンイーグルス初代監督の田尾安志(2020年1月24日より打撃総合コーチ兼任として現場入り)。球団社長には元横浜DeNAベイスターズの小林太志(6月1日付で「取締役球団本部長兼球団代表」に配置転換)。
- シーズン1年目となる2020年は、COVID-19感染拡大の影響に伴う緊急事態宣言の発令もあり、4月2日から6月2日まで長らく活動を休止。同年6月3日より活動を再開したが、COVID-19第二波の影響により、8月8日から9月23日までは再び活動休止となるなど前途多難なシーズンとなった。また上述の経緯もあって多くの試合が開催中止となったことに加えて、練習環境の不十分さや選手層の薄さなども響いてチーム成績も芳しくなく、選手数名が引退・退団。田尾SD兼コーチも一身上の都合により1シーズン限りでの退団となった。
- 2年目・2021年はシーズン中の8月18日に琉球球団関係者の多数がCOVID-19に感染し9月12日まで活動休止を余儀なくされたほか、複数の選手・コーチによる球団規律違反が判明したことでその大半が10月に退団している。
2022年2月28日、日本独立リーグ野球機構 (IPBL)からの除名が発表された。しかし「処分の通知が球団には直接なかった」ことや、「対象行為の特定や根拠規定の明示がなかったこと」を挙げて、翌日に「処分の無効を確認する法的措置を講じる予定」とする内容をウェブサイトにて発表。
- 一方で同月中に、日本国外も含めたアジアから野球選手を集めて育成する構想も明らかにされ、4月に『琉球ブルーオーシャンズアカデミー』を開設。
- 3年目・2022年は選手不足で全体練習や野球教室に終始しており、練習試合は組まれなかった。経営問題から11月に一旦活動を休止し、事業譲渡(ライセンス譲渡)も視野に入れざるを得ない状態になっていた。
2023年4月6日、現行の運営会社であるBASE沖縄野球団が那覇地方裁判所沖縄支部に自己破産を申請したと報じられた。事業譲渡は行われておらず、事実上の解散となっている。
所属
歴代監督
- 2020〜21年:清水直行
- 2022年以降:不在
NPB出身で、当球団に在籍経験がある主な選手
外部リンク
公式ウェブサイト(リンク切れ)