概要
田中愼弥(慎弥)[1972年11月29日 - ]は、日本の小説家。職歴なし。
自宅で五回源氏物語を通読(原文を2回、現代語訳を3回の計5回)し、川端康成、谷崎潤一郎、三島由紀夫を崇拝している。
野球好きだが、年の近い清原和博、桑田真澄らに嫉妬し憎悪している。
略歴
1972年 …山口県下関生まれ。下関中央工業高校卒。
2005年 …『冷たい水の羊』で新潮新人賞をうけ小説家デビュー。
2007年 …『図書準備室』で初めて芥川賞候補(1回目)に選ばれる。
2008年 …短編『蛹』で川端康成文学賞受賞。
2009年 …『神様のいない日本シリーズ』
2011年 …『第三紀層の魚』が芥川賞候補に挙がる(2回目)。
2012年1月…『共喰い』で第146回芥川賞を受賞。
現在も同市在住
芥川賞受賞時の発言
2012年1月の、芥川賞受賞時に、何度もアカデミー賞を受賞し損ね、
受賞時に『私がもらって当然だと思う』と言った、シャーリー・マクレーンになぞらえ、
受賞した感想を「だいたいそんな感じ」と発言したり、
「断ったりして気の弱い委員の方が倒れたりしたら、都政が混乱するので。
都知事閣下と東京都民各位のために、もらっといてやる」と発言したり、
「とっとと終わりましょう」と会見を早く終わらせたりしようとしたので、
マスコミに騒がれることとなった。
後日、本人はこの騒動に対して、反響に戸惑っていることなどを話し、
同日芥川賞・直木賞を受賞した円城塔氏や葉室麟氏に対し、「申し訳ないことをした」と話している。
しかし、ほかの人に対しては「さして申し訳ないと思いません」と話し、西村賢太との対談においては「受賞のコメントの際はシャーリー・マクレーンと都知事をネタにしようと思った」「都知事を茶化しても誰も傷つかないから」という旨の発言をしている。
一方、その「都知事閣下」は、むしろ田中氏の作品は評価していたと語った。