「ワイルドパワー!」
「…それ、僕も言わなきゃダメ? わ…ワイルド、パワー…」
概要*
『ペルソナ4』の主人公の愛称である番長×『ペルソナ3』の主人公キタローのBLカップリング作品に付けられるタグ。腐向け。
作品投稿の際には「腐向け」タグとの併用を推奨する。
2014年6月5日発売のスピンオフ作品「ペルソナQ」にて共演が実現する運びとなり、晴れて仲間同士になった。
※以下、「ペルソナ3」、「ペルソナ4」、「P4U」、「ペルソナQ」のネタバレあり
「出ていく前…エリザベスが私に話したの。世界の果てに、自らを封印のくびきに投じた、一人の少年の魂が眠っている…。命の輝きを見失った人々が世界を破滅に誘うのを、その魂は身を挺して防いでいる…。自分はそれを救いにいくんだって」
ユーザー視点において、P4主人公とP3主人公が間接的ではあるが初めて接点をもったのが、ペルソナ4の2周目に挑めるマーガレット戦後の彼女の台詞である。
P4主人公をはじめとした特別捜査隊のメンバーには何を言っているのかわからない状態であろう。
この時点ではシリーズものでお馴染みの過去作ファンがニヤリとできる演出の一環と思われた。
「貴方はいつも、たくさんの人に慕われている…。あの人に似ていますね」
「あの人…?」
ペルソナ4の後日談、P4UにおけるアイギスとP4主人公のやりとり。
ここでもまた間接的にP4主人公はP3主人公に触れることとなる。
アイギスだけでなく、エリザベスからもP3主人公を示唆しているであろう台詞を聞くことができるが、P3主人公を知らないP4主人公にとっては当然理解できない内容である。
「驚いたな…強いんだね」
そして、ここにきてまさかのペルソナ3とペルソナ4のコラボゲームの発売である。
しかもゲームにおける2番目のダンジョン「ご~こんきっさ」では、選択肢によっては男女問わず結婚することが可能であり、もちろんP4主人公とP3主人公という組み合わせも可能である。公式コミカライズのP4ルートではP4主人公の運命の相手がP3主人公であり、公式で結婚してしまった。
余談であるが、P3ルートでもP4ルートでも、何かがあった場合P4主人公がP3主人公を守るという台詞(選択肢)がある。
ゲームの性質上、2人がボイス付で会話をすることはゲーム本編で拝むことができないのだが、PQ発売当時にジョイポリスで開催された脱出イベントでは貴重なボイス付の2人の会話も聞くことができた。
他にもPQとは関連しないが、スキーイベントも開催され、P4主人公とP3主人公が仲良く雪だるまをつくっているグッズが発売された。
時系列的にはP3もP4も本編真っ只中であり、時空を飛び越えての共演となっているため結末はお察しであるが、ここでP4主人公とP3主人公が出会ったことによるタイムパラドックスの要素が無いとも言えず、実際P3主人公は本編後であるにもかかわらずP4主人公のことを覚えている描写がある。P4主人公とP3主人公の別れの際のやりとりは必見。
本来なら出会うはずのなかった2人が時空の狭間で出会い共闘し、再会の約束をして別れたのに、元の世界に戻った時点でP3主人公は既にこの世を去っていることが何よりこのCPの切なさを表しており、その後に続く上記のマーガレット戦、P4Uのイベントを踏まえ、P4主人公がP3主人公のことを思い出し、エリザベス等と共に救う展開を望む人も少なくない。
「いつかまた…必ず」