白亀西
はくきさい
CV:青木強
特別何かに秀でている物は無い凡将だが、国民から親しまれている。
蛇甘平原編では、真ん中の丘に陣取っていた。
呉慶の元へ駆け付ける途中、王騎に止められ退散。
山陽編では、蒙驁率いる秦軍に対し、名目上の魏軍総大将となる。
が、実際は廉頗が指揮権を握っており、彼自身は大したことは出来ていない。
この時、廉頗からは「亀頭西」と名前を間違えられている(アニメでは「チンゲン菜」に変更されている)。
その後、廉頗が恒例の儀式である熱い抱擁を廉頗四天王に行った際には完全に引いた目で見ていたが、自身も抱擁を受ける事になり、テンション爆上がりで走り出して火が点いたように叫んでいた。
戦闘が始まると廉頗を始めとする四天王が出陣を行ったため、僅かな手勢で本陣を守っていたが、桓騎軍による奇襲を受け本陣陥落時に捕えられる。
廉頗が全てを仕切り、実質的な責任が無いお飾り大将軍だと見抜いていた桓騎は、「みじめに命乞いをすれば命だけは助けてやる」と珍しく助命する姿勢を見せたが、総大将としての誇りから命乞いを拒否したため桓騎に胸を何度も突かれて惨殺された。
なお捕縛された部下も、その後に全員殺害されている。
本当に命乞いをすれば助かったのかは不明だが、桓騎は「大馬鹿だな。命乞いをすりゃマジで助けてやったのに」と言っているので命乞いをしていれば助かった可能性は大いにある。
一応、桓騎的には両軍合わせて数万の犠牲(桓騎の手下を含む)が出ている事を述べている。
この時、白亀西は何も指揮をしていないのに、戦の負けの責任を負わされている状態であった。つまり、桓騎としては将軍としての体面と責任を放り投げるだけで命を助ける道を用意した訳である(桓騎も多少同情していた面があったようだ)。
しかし、魏国総大将としてのプライドがそれを許さなかったために、「責任」を背負う形で自身で自身の死刑執行手続きにサインした事になり、桓騎としては両軍の犠牲の責任に見合う「総大将」としての処遇を降した事になる(「少しは痛みを分かち合わねェとな」と言い出来る限り痛みを伴う方法で処刑した)。
なお、彼が守る本陣が攻め込まれてしまったのは、廉頗が軍の大半を引き連れ出払ってしまい、本陣は防衛部隊のみになった事に加え、介子坊が桓騎を見失ってしまったからであり、完全に廉頗達に振り回されて死んでしまった形となっている。
更に言えば玄峰が生きていれば、桓騎を見失う事も無かったと思われるので、無惨な死を遂げる事は無かったかもしれないが、その玄峰が早々に桓騎に殺されてしまったので本当に運が無い。
その後、桓騎が李牧によって戦死した際に言及され、魏の軍師・玻璃に「桓騎に背中ギコギコされた人」と覚えられていた。
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