概要
本作の主要舞台。創立122周年を迎える名門校で中高一貫校。
上流階級・財政官界など政治家や資産家の子女が数多く通う学園。
生徒数は約3000人。
制服は男女子共にブレザーで、ジャケットが赤色でスカートは白黒のチェック柄、ズボンは黒色。さらに、なんと女子には口紅・マニキュア・ペディキュアなど化粧が自由である。黄泉月るな曰く、在籍人数は女子のほうが男子より若干多いらしい。
この学園の主要となるのは学力やスポーツではなくギャンブルであり、「将来“人を使う”側になる人間に必要なのは駆け引きや読心術そしてここぞというときの勝負強さである」という方針によるもの。
ギャンブルの勝敗や生徒会に対する上納金によって階級制度が生じており、下位100位以下になると家畜として扱われ、男子はポチ、女子はミケと呼ばれる。
この制度によって一般的な高校以上に激しいスクールカーストが生じており、勝者と敗者の扱いの差が非常に著しく、家畜とされた生徒は迫害及び苛めの対象となる。
これらのポチ・ミケ制度は2年前に当時の生徒会長とのギャンブルで勝負し勝利した現生徒会長の桃喰綺羅莉によって導入されたものである。
ギャンブル等で負った借金(特に生徒会への借金)が返済不可能と判断された生徒には「人生計画表」が送られ、進学する大学や結婚相手、出産相手などが生徒会によって決められ、生涯に渡って人生を生徒会に支配される事になる。人生計画表は生徒会の権力により「必ずそのようにさせる」程の強制力があるが、卒業前に借金を完済すれば執行されない。
上記の事実からも判るように、当学園における生徒会の権力は絶対的なレベルであり、学園長を筆頭とする教職員よりも生徒会長の権力のほうが遥かに大きいので、生徒であれ教職員であれ、生徒会長の綺羅莉には誰も全く逆らえないのが現状である。等々喰定楽乃曰く「百花王学園をとることはジャパンをとることに等しい」とまで言わしめるほどの影響力を持つ、恐るべし超エリート名門校である。