硝子の母
しょうこのはは
CV:平松晶子
本名は西宮八重子。母と娘二人との4人家族。医療関係の仕事をしている。初期設定では看護師であった。(公式ファンブックより)夫とは離婚している。
娘である硝子が聴覚障害を持っており、「障害に甘えず強く育つため」にろう学校ではなく普通学校に通わせていた。
無愛想かつ刺のある性格で、毒親に見える振る舞いが多い。しかしそれは娘を強く育てなければいけないという気持ちに追い詰められてられているためであり、単に不器用な性格というだけである。
なんだかんだで将也の誠実な行動には折れ、過去を水に流して信頼するに至っている。
小学生編
硝子が転校する先々でいじめを受け、補聴器が何度も紛失してしまうが、それらもまた「硝子自身での解決」を望み、ほとんど手を出さずにいた。
「聴覚障害向けの教室がある」という理由から転校させた水門小で、
硝子の補聴器の損失額が170万円に上ったことをきっかけに、学校側に「娘がいじめを受けているのではないか」という連絡をして……
高校生編
母の糖尿病の進行や学校に行かず死体の写真ばかり撮る娘(結絃)を心配しつつ、相変わらず日々の仕事に追われている。
そんなある日の火曜日、手話サークルに通っている娘(硝子)の迎えに訪れると、そこにはかつて自分の娘を傷付けた一人である筈の少年が、自分の娘と共に立っていた。
回想では離婚の経緯が語られており、硝子の聴覚障害に関して当時の夫(硝子と結絃の実父)と姑(硝子と結から見れば父方祖母)が極めて自己中心的な性格だったため彼女を精神的に追い詰めたことが原因であった。
夫と姑は彼女が障害者を産んだことを一方的に嫁のせいと決めつけ、夫に至っては自分の感染症から娘が先天性障害を負ったことを認めず妻に「騙された」「君がこんな子を産むなんて聞いてない」と責任転嫁して逆ギレする有様であった。結局彼女は結絃を妊娠したまま離婚する。