概要
6000系
旧型車両の老朽化による置き換えを目的として開発された、神戸電鉄としては初のステンレス製車両。
ステンレス車体となったためか、従来のクリームと赤の塗装と異なり、黒を基調としたデザインになっており独自性の強い外装デザインになっている。
しかし、内装は製造時期の並行する阪急9000系と類似している。
主電動機は三菱製のものを採用しており、出力120kwで5000系と同等。
神戸電鉄は50‰の勾配が連続する山岳路線が多いため、6000系は全車電動車で構成される。
行き先表示は神鉄初のフルカラーLED。
4両編成で、2008年と10年にそれぞれ1本ずつ、合計2本が投入された。
その後、乗客減少の為、増備がほぼ打ち止めになっているのは多少残念と同時に、もしも増備されていたら、3000系や1000系列の2扉+3扉混載車等を置き換えたかも知れない。置換えは後述の6500系が担う事となった。
6500系
2015年には改良型として6500系が登場。外装を見ただけでは6000系と同じように見えるが、内装や走り装置は阪急1000系/1300系に似た作りとなっており、6000系とは異なっている。座席端部の仕切板が大型化され、座席間の仕切板にはJR323系や阪神5700系みたいに縦手摺が差込まれている。
こちらは2M1Tの3両編成での投入となっており、主電動機出力もそれに合わせて140kwとされた。
2021年4月時点で7本が投入されている。