概要
1991年と1993年に製造された神戸電鉄の通勤形車両。
1991年の公園都市線第一期区間開業に合わせて専用車両として製造された系列で、3000系以来18年ぶりのフルモデルチェンジ車両であり、神戸電鉄最後の抵抗制御車両である。
主電動機は1100系と同じ105kwであるが、電気指令式ブレーキを神戸電鉄で初採用しており他形式との併結は不可能。
非貫通連続二枚窓の前面とアルミ車体の3扉車両で、3000系とは異なり塗装されている。
白と赤のツートーンの塗り分けを継承するも塗装パターンは一新。
惜しむらくは抵抗制御車両で建造された事で、結果として製造が少数に終わった一因となった。
次車別
1次車(1991年製)
公園都市線第一期区間開通に合わせ専用車両として3両3編成が製作。
ワンマン運転装置を持ち、当初は公園都市線以外の運用はツーマン運転で行われていた。
その後全線でワンマン運転が行われ、現在では全線で運用されている。
2次車(1993年製)
最後のツリカケ駆動更新車両800系の置き換えの為、4両2編成が製造された。
通常の鉄道なら2M2Tとなるが、路線の急勾配対策の為パンタグラフ無しの中間電動車が増結された3M1T組成となった。
一時期1100系を4両化する際に元先頭車を中間車化(或いは1070形を増結)した3M1Tで構成されていたのも同様の理由とされる。
女性専用車両を設定。
また神戸電鉄のVVVFインバータ制御実用化の目処が付いた為、以降の増備は5000系に移行した。