概要
榊一郎著のライトノベル「アウトブレイク・カンパニー」において、異世界の国家「神聖エルダント帝国」で用いられている人工言語・架空言語である。
一般に、エスペラント語やクウェンヤなど、人工言語はすでに解読がなされているか、作成者自身が文法や基礎語彙を公表している場合が多いが、この神聖エルダント語は関係者以外にはその語彙や文法が全く明かされていない、未解読言語である。
文字
独特の表音文字を用いる。有志により、カタカナとの対応表が作成されており、アルファベットやアブシャドではない音節文字である。しかし、言語そのものの解読には至っておらず、当該対応表に関しても検証が済んでいない上、不完全である。
音韻
アニメ版で聴くことができる。そこはかとなくインドネシア語やスオミを彷彿とさせる、可愛らしい印象の音韻を有する。
文法
未解読であり、屈折語なのか膠着語なのかも不明。創作言語であるため、エンテ・イスラ語のように、日本語や英語をそのままなんらかの法則に当てはめて変換しただけの言語である可能性もあるが、元ネタは判明していない。
表現
アニメ版のOPたるユニバーページの冒頭のコーラスが、この言語で「Vetone Monila」と書かれている。この意味が「出会って、惹かれて」という意味であることが公式から明らかにされており、今後の解読の糸口となる貴重な資料である。