概要
竜胤の御子とは、和風アクションゲームSEKIROに登場するキーワード。
同作に登場する桜竜との強いつながりがある人物についてこう呼ばれる。
詳細については不明だが、血と関連の有る異能を持った存在であるらしく、桜竜の血を受け継いだ人間である言われている。
わかっていること
SEKIROでは、竜胤が不死に連なる特殊な異能を秘めた存在であることは再三に渡って描写・説明され、その竜胤の力を行使できる存在を竜胤の御子と呼んでいる。
だが、では竜胤とは何か?と言う根本的な疑問については触れられることすらない。
胤と言うのは種、特に血のつながりとしての種を表す字であることから、恐らくは竜の血と言う意味になるはずであるが、何故竜の血が人間に授けられるのか?。何故桜竜は人間に血を授けるのか?。と言う事には一切言及されていない為、その部分はプレイヤーによる考察に委ねられている。
竜胤の能力
大きく分けて、竜胤の御子自身に与えられた能力と、竜胤の御子と契約した人間に与えられる能力の二つに分けられる。
回生
人を不死にする能力。より正確に言えば、死んだ人間が生き返る能力。
この能力は、竜胤の御子その人に与えられるのではなく、竜胤の御子と契約した従者に与えられる能力である。そのため、ゲーム本編においてこの能力を使えるのは、主人公である隻狼のみとなっている。
ただし、無条件にこの能力が使えるわけではなく、生き返りの際に他人から生命力を吸い取っているようで、何度となく死と生き返りを繰り返すと、竜咳と言う病気が発症する。
竜咳を回復させるためには、竜胤の雫を鬼仏に供えることとなる。
ゲームでは、隻狼と交流を持った人間しか竜咳になってはいない為、もしかすると竜咳になるのは竜胤の御子の契約者との繋がりが無ければならないのかもしれないが、詳細は不明。
不死斬りでなくば傷がつけられない。
通常の刀や武器では、竜胤の御子の身体に傷をつけることはできない。
竜胤の御子になった人間に傷をつけることができるのは、ゲーム本編においては不死斬りと呼ばれる二振りの刀のみである。
不死斬りは、赤の不死斬りと黒の不死斬りと呼ばれており、そのうち、赤の不死斬りは『拝涙』と言う銘が、黒の不死斬りは『開門』と言う銘が付いている。
黒の不死斬りに関しては、竜胤の御子の血と一人の人間を生贄にすることで、望む人間を全盛期の状態でよみがえらせることができる。
赤の不死斬りに関しては、幾つかの素材を揃え竜胤の御子の従者が犠牲になることで、竜胤の御子を人に戻すことができる。
竜の揺り籠
正確に言えば、変若の御子が使用した能力だが、描写から察するに竜胤の御子でも使えると思われる能力。
桜竜そのものをその身体に移すことで、別の土地に移動させることができる。
該当する人物
ゲーム内には最低でも二名の人物が竜胤の御子となっていることが確認できる。
また、仙峯寺では人間の手によって生み出された変若の御子と言う存在があり、源の宮の奥にある仙境の入り口には古代の竜胤の御子らしき、巫女の姿が確認できる。
しかしそれは異形異類、世の理に反する力として彼自身が忌み、また遠ざけられて来た異端の力である。葦名は古い土地であり、このような異能の痕跡が各地に残っている。
CV.佐藤美由希
ゲーム本編における竜胤の御子。
葦名の重臣、平田氏に預けられた天涯孤独の少年。狼の仕える主。
葦名弦一郎に連れ去らわれ、彼の計画に協力することを強いられている。
丈(たける)
先代の竜胤の御子。名前のみ登場。
かつて葦名に匿われ、人返りを果たすために不死断ちを求めた。
彼と、彼の従者である巴が残した書物を頼りに狼と九朗は不死断ちを進めていく。