概要
異常な巨躯の持ち主で、煙草や電話、車に至るまで全てが特注サイズ。本人は大きいと感じさせられる事を非常に嫌っているが、戦いにおいてはその巨漢こそが最大の武器であると自負している。しかしイチモツだけは普通サイズであり、女も小柄な方が好きだと口にしている。
自分が大きいと思わせる態度に出た部下に対しては容赦ない制裁を加えるブラック上司だが、一方で
かつて北斗曹家拳の伝承者になる事を望んだが、父・大厳にその小心翼々たる性格を見抜かれ更には上記の実父に対しての純粋な敬愛が拳法の継承者としては裏目に出てしまうと判断され、政治家としての道を歩む事に。国民党の司令官でありながら、裏では共産党とも結びつく大悪党へと成り上がり、更には紅華会の御大として一時は上海をその手中に収めた。
霞拳志郎の活躍と潘光琳の復活で息を吹き返した青幇を抹殺するべく弟の太炎とともに暗躍するも太炎は拳志郎に負け、改めて自分の拳を磨きなおすべく紅華会を離脱。
弱体化した紅華会を立て直すべく今度は羅虎城と手を組み逆襲を企てるが、羅虎城から辿って根城に到達した拳志郎に追い詰められる。
が、そこに大厳を倒し継承者となった太炎が現れ何故自分が伝承者候補から外されたのかという真相を彼から伝えられ落涙し己の不明を悔やむ。そして今の中国には必要な存在であるから今しばらくは生かしてほしいという太炎の拳志郎への嘆願に応じ、「これからは天の命のみを感じて生きて行こう」と決意して弟に自分の両目を潰すことを懇願。太炎に両目の光を奪わせ、「自分が役目を終えたら改めて命を奪いに来て欲しい」と約束し、フェードアウトした。
如何にも殺されそうな古悪党から一転、自分の役割を悟り謙虚に生きる道を選ぶというまさかの顛末となった。また、大厳の真意を太炎に告げられてからの今迄のゲス顔が嘘のような綺麗で穏やかな顔への変化は必見物。