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紅拳

くれないけん

ロボットアニメ「レッドバロン」の登場人物で熱血野郎の主人公である。
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CV:山口勝平


概要編集

レッドバロンのメタルドライバーであり世界メタルファイターの7代目チャンピオンである。

しかしカナヅチであり、それが原因でピンチに陥ることがしばしばある。


実写では紅健になっている。実写版と違いバロン開発者の息子ということではなく、生い立ちも大きく異なるが性格自体は似通っている。

バロン関連に関してはむしろヒロインである翔子(科学者の娘ではあるがバロンを開発したのは彼女自身)に充てられており、実写版の役割を二つに分けた形となる。その意味では拳と翔子とのダブル主人公といえるのかもしれない。


人物編集

幼いころ親と死に別れた孤児であり、幼少期では誰にも頼らずに拳のみを信じて生活していた。その素質を見込んだムエタイ道場の師匠に拾われ、学問と武術を学ぶ。その時に偶然メタルファイトを見たことで世界が広いことを知り、その道に進む決意を固めた。

孤児であるため名字を持っておらず、日本に入国した際のインタビューで近くにあった花瓶に刺してある赤いバラを見て『紅拳』と名乗った。


序盤こそいい加減で独りよがりなところがあったが、ライバルであり、ある意味師匠ともいえる柳孔明から必殺技のヒントをもらったり、李仲達らライバルとの対決によって心身共に成長していく。

ゴールドバロンのパイロットであるシャドーは、修行時代の兄弟子であり、最大のライバルといえる存在。鉄面党側についたシャドーとの対決でサイコパワーに目覚め、今まで一度も勝てなかった彼から勝利をつかみ取った。


性格編集

熱血でお調子者。余計なことを言っては冴場翔子を怒らせている。

熱血バカであるゆえに細かいことを考えるのが苦手で、行き当たりばったりの行動を起こしたり、翔子のアドバイスを聞き入れずに突っ走った結果、窮地に陥ったときもあった(その後素直に反省する潔さもあるが)。逆にフロイト達三博士が寝返ってきたときには細かいことを考えずに素直に受け入れる心の広さも持っている。


反面、相手を信用しきれない節があり、表向きにはお気楽に相手に接していても心の隙を見せない孤独感を持っていた。終盤でそれが表に現れることとなったが、最終的には友情信頼の大切さを知り、それを受け入れることになる。

唯一心を許した相手が翔子であり、自分がメタルドライバーになった理由を彼女に打ち明けている。


身体能力と精神面編集

体力面では生身でも多人数を相手にできるほどのスタミナを持つ。スピードよりもパワーを重視した戦法を取ることが多く、力押しで勝利するパターンも多い。そのうえ(熱血バカにしては)物覚えが早く、頭の回転も速い。孔明からのアドバイスから必殺技を編み出すなど機転も利く。世間的な知識に関しては良いとは言えないが。

メンタルでは完成している点と未熟な点が混同している。武闘家としての精神面は完成してはいるものの、人間関係についてはかなり不器用である。相手の気持ちを理解することについても苦手といえ、翔子の自分に対する思いに気づくのに時間がかかっている。


過酷な幼少期を送ったことも関係するのかハングリー精神が強く、どんな状況でも心が折れることのない不屈の精神を持つ。初搭乗の時点でレッドバロンを難なく操縦できたのは常人をはるかに上回る精神力あってのことであり、その要因によって知らぬうちに拳を勝利へと導いていた。それに加えライバルたちとの友情と団結、そしていかなる逆境でもあきらめない拳の闘志によってデスバロンや鉄面党の野望を打ち砕いたのである。


関連タグ編集

レッドバロン 冴場翔子


ドモン・カッシュ:同時期に放送された『機動武闘伝Gガンダム』の主人公。紅拳とは違い、単なる熱血バカではなく冷めた熱血漢といえる。生い立ちが真逆に近いのも相違点と言えなくもない。人間関係に関しては不器用な点は共通している(ただしドモンの場合はどんな相手でも信用する節がある)が、子どもに対しての面倒見がよいことも大きな違いといえる(拳にはそのような場面がない)。

実はこっちのほうが実写版の紅健の立ち位置に近く、モビルファイター開発者の父、そのテストパイロットを担当した兄(実写版と比べると若干立ち位置が違うが開発に関わっている)、その兄が最終的に犠牲になるなど、共通点が多い。


サイ・サイシー:同じくGガンのキャラで中の人繋がり。繰り返すが同時期の似た内容の番組である。

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