CV:水橋かおり
概要
妖怪・百鬼蝙蝠の月夜丸と人間の娘・紫津の間に生まれた半妖であり、百鬼蝙蝠の長である西国の大妖怪・大獄丸の孫娘。
一族特有の銀色の髪と浅黒い肌、夜目が利き光る眼を持つ少女である。
人間や半妖を侮蔑する祖父でさえ、「半妖とは思えぬほど」の強力な結界を張ることができると認めており、「守り役」として百鬼蝙蝠の正当後継者となることを望まれている。
鉄砕牙に結界を斬る力を与えるためにやってきた犬夜叉一行と出会うが、そこで大獄丸が月夜丸を殺したことを暴露したため激怒。犬夜叉の大獄丸打倒に貢献した。
事件後「たとえ力を得るためだとしても、罪のない幼子を斬ることはできない」と結論付けた犬夜叉たちは去ろうとしたが、彼らを呼び止めて歴代「守り役」の力を溜め込んだ宝玉「血玉珊瑚」を斬ることを提案する。途中、血玉珊瑚に込められていた大獄丸の怨念に襲われそうになるが、同じようにして宿っていた月夜丸の魂が守ってくれたこともあり血玉珊瑚は破壊され、鉄砕牙は対結界能力を持つ「赤い鉄砕牙」の力を授かった。
サンデー公式ガイドによると作中でもトップクラスの妖力の持ち主で妖力に関しては殺生丸や奈落に並ぶほど強力の様だ。
半妖の夜叉姫
アニメ『半妖の夜叉姫』第20話に登場。
山火事で日暮とわと生き別れになったせつなを引き取り、半妖の里を百鬼蝙蝠としての強力な結界で守っており、半妖の子供達と共に過ごしている。
日蝕の際に妖力を失いうと結界を張れなくなり、髪も黒く肌も白くなる。
弥勒と再会時に母が亡き後に村を出たと伝えている。
紫織が妖力を失った機を狙い妖怪・蛾ヶ御前が半妖の里を襲撃。突如、せつなが暴走し蛾々御前を瞬殺する。そこに弥勒が現れるも吹き飛ばされるが、紫織はせつなの暴走を食い止める。弥勒は薙刀・兼光の巴を媒体にする事でせつなの血の暴走を封印した。
その数日後、せつなは半妖の里を離れていった。
漫画版では海専門の妖怪退治屋の首領として登場。そこんじょらの妖怪なら歯が立たないほど強くその強さと人柄もあってか部下の人間たちからは慕われている。
関連人物
- 月夜丸(CV:鈴木琢磨)
父。人間を積極的に襲う百鬼蝙蝠の中で数少ない穏健派だったが、裏切り者として父である大獄丸に殺された。
- 紫津(CV:山口由里子)
母。妖怪と子を成したことで住んでいた村から迫害されていたものの、愛情をもって娘を育てている。後に病死したことが半妖の夜叉姫にて語られる。
- 大獄丸(CV:槐柳二)
父方の祖父。人間を見下しており、月夜丸から守り役の力を引き継いでいた紫織を道具として利用していたが、月夜丸殺しの真相を明かしたことで見限られ滅びることになった。