概要
「放課後探偵部へようこそ」の主要登場人物で、県立常総高校1年5組。探検部の副部長を務める。身長180を超える長身。
島都の相棒的存在であり、推理の時には名コンビぶりを発揮する。ただし周囲からは結城のほうが名探偵に見えてしまうらしい。
幼い時からなぜか殺人事件に遭遇してしまう死神体質であり(中学の時に遊園地に行ってジェットコースターの乗客の首が飛んだらしい)、本人には探偵の才覚がないにもかかわらず体を張って事件から他者を守ろうとしてきたこともあり、推理力、冷静さ、判断力、状況把握能力などは、パンピーでは最大レベルのものを習得している。
島都の推理力は全面的に信頼しており、その補佐役に徹している。身体能力も高く、その辺のチンピラレベルなら一発で倒せるほど喧嘩慣れもしており、まさに最強のワトソン。
詳細は不明だが、両親を殺人事件で失い、妹の結城秋菜とタワーマンションで2人暮らし。両親の生命保険と慰謝料で生活には問題はない。島都とも、彼女の母親が殺された後で同居するようになった。
授業は真面目に受けていないようだが、地頭はかなり良く、成績自体は良好な様子。また女子にはかなりモテているが、それについて自慢したり喜んだりはしていない。。
容姿
146㎝と小柄な都と比較すると、身長186㎝と長身で、島都とは身長差が40㎝もある。
顔立ちも整っており、かなりのイケメンではあるが、目つきが悪い。
勝馬ほどではないがかなり鍛えられており、勝馬とも互角にやりあえるほどの喧嘩の実力者である。都や勝馬ほど無頓着ではないが、それほど服装などに拘っている描写はない。制服なども適当に着崩している。
作中ではかなり女子にもてている。特に結城秋菜の友人の女子中学生からは大人気である(彼女たちの多くが結城の死神体質に巻き込まれ、結城に命を救われている)。
これについて自慢したり喜んだりはしていない。ただし無下に断っている様子もなく、何だかんだで人の好さが垣間見れる。
性格
ぶっきらぼうで口が悪く、皮肉屋で冷静に見えるが、割と面倒見の良い性格であり、お人好しな面も作中でまま見られる。仲が悪そうに見える北谷勝馬についても、その馬鹿さに呆れつつも男気などは認めている。
気だるそうな雰囲気を出しているが、割とムキになりやすい性格。クール一辺倒なわけでは全くなく、都や勝馬の増長や、薮原千尋のBLネタにはぶったまげたり突っ込みを入れるなど、割と表情は豊か。
自分の目の前で親しい人が傷つくなどすると、冷静さを装いながらひたすら墓石を何度も拳で殴りまくるなど、自責の念から混乱することもある。
推理力はそこそこであるにもかかわらず、数多くの事件に遭遇して来ただけあって「叩き上げ感」があり、事件現場でも冷静で、事件の論点などを整理するなど頭の回転も速い。
千尋ほどではないがジョークのセンスもある。というより千尋との付き合いの長さから、こうしたネットミームなジョークは千尋の影響の可能性もある。
島都との関係は事件現場では探偵助手という立場を超えたまさにバディ。彼自身も切れ者ではあるが、都の推理力の高さを信頼し、自分は補佐役に接している。一方で都の高校生探偵としての弱さを糾弾したり叱咤したりはせず、自分がその穴を埋めればよいと考えている。都は高校生探偵にはあこがれておらず、それでも次の犠牲者を減らすために覚悟を無理して決めているだけという状態を、誰よりも理解しているのが結城である。
日常での都との関係は、完全に保護者。
ちなみに都とのLOVE関係については直接的な描写はないが、都が危険にさらされたときは身を挺して守っており、これまで2回も重傷を負っている。
妹の結城秋菜の事になると、急にポンコツになると作者は設定で語っているが、作中を見る限りぶっきらぼう同士ながらも信頼しあっており、関係は何だかんだで良好である。
異常連続犯罪者に襲われた妹の秋菜がトラウマで苦しんでいても、それを理解し冷静に見守っていた。これについて秋菜はとても感謝している。
かなり家庭的な人間であり、家事などは都とは対照的に得意。