注意
この記事は作者の友人によって作られている「準自演記事」です。そのことを明確化するため、敢えて作者さんにアカウントを借りて作りました。
宣伝にはならないように作品に描かれている情報に基づいて、公平的に書いているつもりですが、一応その点は明記しておきます。
概要
茨城県を舞台に、小柄で天真爛漫なドジっ子の女子高校生島都と、事件にばかり遭遇しすぎて死神呼ばわりされている結城竜のコンビが、様々な事件を解決していくシリーズである。
本格ものの事件を解決する高校生探偵では珍しく、県立高校在学の1年生が主人公で、居住も北関東である。
ちなみに高校生探偵は島都のほう。つまり本格ものでは珍しい女子高校生探偵が主人公である。
pixivでは150話掲載され、(作者コメントによると)1話がアニメ30分と設定されているため、漫画単行本だと30巻くらいの長さになるであろう長編シリーズである。現在は完結しているが、あくまで「第一部完」とあるため、続編が期待される。
一部は同じ作者のブログから転用されている。
作風
事件内容としては、古典的なクローズドサークルから、逃亡もの、社会派、カオス回など多岐にわたる。
正直あまり文章表現がうまくない上に誤字脱字も多く、(最近は改善されたが、反面AIに頼っていると思しき文体も増えた)、作品のクオリティーはピンキリである(何が面白いのかわからない、作者は面白いと思っているが、明らかに滑っている事件も見られる)。
しかし、当たり事件では、名探偵コナンや金田一少年の事件簿にも引けを取らないトリックや動機、ストーリーが展開される。
トリックはかなりガチガチでシステマティックではあるが、釣り糸や鏡を使った物理トリックより、人間心理を利用したトリックが多い。
死者も、大長編作品なのにゼロの時もあれば、100人くらい死んでいる話もあるが、基本的に半分程度の事件では人は死んでいない。ただし、大量殺人やグロも扱っている。人が死なない話でも、レイプや精神的支配、宗教カルトなど、ハードな話も多い。そのためライトな作品だと思って読むと地雷になる。
人間ドラマにはかなり力を入れており、金田一のような能条タイプの犯人も散見される。なお殺人事件の話でも、罪のない人間が口封じや遺産などの理由で殺害される描写は極力排除されている。
メインは謎解き
このシリーズは各事件における「謎解き」を重視しており、全ての事件に犯人あての要素やどんでん返しが用意されているのが特徴である(謎解きのレベルはそれぞれだが)。不可思議な現象には必ず理由が最後に明示される。
こうした事件に絡んで人間ドラマが展開されていくが、事件に関係のない「シリーズ共通の謎」や「超能力」などは極力排除される傾向にある。
超能力・超常現象排除
このシリーズでは「超能力・超常現象」を扱った話は多いものの、いずれも科学的なオチがあり、「超常現象が実際に存在する」という設定は徹底的に排除されている。
逆にカルト宗教が出てきたり、反ワクチン陰謀論やLGBTグルーミング陰謀論などが大惨事を引き起こした事件を扱っており、アブダクションも幻覚説を採用している。
理由は明言されていないが、このシリーズのメインは謎解きであり、作者が超能力設定を邪魔だと考えている事や、作者の反陰謀論・懐疑主義が影響しているのではと言われている。
渋いアクション
名探偵コナンと違い、長編であってもアクションシーンはほとんどなく、主人公たちが曲芸じみたアクションを演じることはほぼない。犯人側も犯行に爆弾を使うことはほとんどなく、大規模な施設破壊シーンなどが出てくることはほぼない。
一方でストリートファイトシーンや空手アクションシーンは存在しており、「マッハ!!!!!!!!」などに影響を受けたと思われるバッキバキな殺陣シーンが散見される。また警察の警備部が咄嗟に防弾バッグを広げる場面、特殊部隊の突入シーンなど、警察の特別行動の場面も多い。
登場人物
県立常総高校探検部
茨城県南茨城市にあるとされる県立高校の文化部。「探偵部」ではなくて「探検部」である。現在のメンバーは全員1年生。校舎内の2階以上の高さにあるらしく、部室にはベッドがある。活動内容は他の部活の手伝いや何が目的が不明な合宿、都や結城が巻き込まれた事件の捜査など。「少年自然の家」のヘビーユーザーである。
・島都
・結城竜
・高野瑠奈
・北谷勝馬
・薮原千尋
勝馬の舎弟
・板倉大樹
・毬栗
警察
・長川朋美警部
・陳川警部
主人公の親族
・結城秋菜
・北谷彩楓
・勝ママ
・薮原一郎
事件関係者
・佐久間直
・早見桜
・紫藤敦彦
犯罪者
・岩本承平
主な事件
関連項目
・推理小説
・準自演記事