概要
無医村と言われるN県の山奥にあるT村にて、神代一人の診療所で働く老婆。通称イシさん。
主に診療所の炊事などの家事を担っているが、いざとなれば手術の助手を務める、話を聞いただけで指定難病の疑いを見抜くなど、T村の医療従事者として申し分ない知識を有している。
未亡人であり夫は大工の幸司郎(60代後半で死去)、子供が3人いるほか、孫の恭治は重い心臓病を患っていたが、第5話で心臓移植を受けて無事生存している。
初登場は第1話で、村に派遣された富永研太を初めて出迎えた人物でもある。
感情的で毒舌な面もあるものの、村に来た頃の尖っていた譲介も動じることなく受け入れる包容力を持ち、高品龍太郎からも懐かれている。診療所の女性仲間である麻上夕紀とは、かなりの年齢差があるにも拘らず女子会を開くほど仲が良い。
炊事の腕に関してはプロ級で、焼き魚定食のような和食はもとよりトルコライスやプルコギ、バターチキンカレーとビリヤニなど、一般家庭では珍しい献立も度々作っている。特にカレーに関しては、和久井譲介が在院していた当時からカレーしか受け付けない彼を想ってか試行錯誤していたようで、今ではスパイスから極めているらしい(その上で渡米した譲介に今でも送っている)。
料理の材料を買いに単身で東京に向かうなど行動力もあり、麻上には単独行動を心配されるも、実際には現地に馴染みの食料品店がいくつもあるようでかなり来慣れていることが分かる。
高齢の身でありながらハイテク機器への造詣も深く、最近ではスマホも購入済み。2023年時点でどう若く見積もっても90代半ばだが、倒れるどころか衰える気配も見せない高性能ばあちゃん。