概要
CV:梶裕貴
レギュラー陣で唯一、原作者が連載を始めた後に考え着いたキャラである。
「ゆっちゃん」というあだ名の彼女がいたのだが、頼りなさと将来性のなさを理由に振られてしまい嘆いていた。
そんな時に「絶園の魔法使い」の噂を耳にした事から、「絶園の魔法使いである自分が絶園の樹に行き世界を救えば、また付き合ってもらえるかもしれない」と一念発起して富士山を目指していた所、道中で滝川吉野と鎖部葉風に出会う。
その後、絶園の魔法使いがこれまでの調査結果と葉風の推理から不破愛花殺しの第一容疑者であり、また2つの大樹を巡る混乱を収めるキーパーソンと見られていたこともあり、鎖部左門や不破真広たちの下に送られ事情聴取される。
しかし、後述するように人を殺せる性格ではない事と一応アリバイがあることから、一先ず白と判断された。
その後は、魔法の使い方を覚えるべく真広と特訓することになるが、早河巧と左門の企みによって下記の鎧姿で世界を巡ったり、「舞姫」と呼ばれる姿で立ち塞がる葉風と戦ったりと、彼の意思とは関係無く問題の最前線に立たされていくことになる。
人物像
一言で言えば気弱でヘタレ。吉野や真広とは違い倫理観も真っ当なので、力の悪用など考えもしない常識人。
葉風がその人格を見極めるために手合わせした際には誤って葉風の右腕を魔法で吹き飛ばしてしまったのだが、彼の方が驚いて腰を抜かしてしまう始末であり、おおよそ「破壊を理とする絶園の魔法使い」には似合わない性格をしている。
そのため、彼をサポートする「絶園の心の持ち主」が他にいるのではないかと推測された。
一方で思った事を突然実行したり、真広の愛花への想いや吉野の彼女の正体にいち早く気づくような鋭さを見せる事もあり、普段とのギャップもあって周囲を困惑させる。
もっとも、深い考えがあっての行動ではないため、本人も後から事の重大さに気づき、頭を抱えてしまうのだが。
能力
絶園の樹が作った丸鋸状の魔法(メイン画像の左上にある八つ裂き光輪みたいなやつ)と同じ物を掌から作り出したり、はじまりの樹の一部を消し去ってしまうなど、力については絶園の魔法使いらしく攻撃的。
ただし、一年ほど前に力に目覚めてから殆ど使って無かったこともあって制御面はかなり未熟。
とはいえ、特訓により力を使いこなしていったことで、空中浮遊や水中移動なども会得し、攻撃のバリエーションも増やしている。
終盤では肉弾戦においては山本や夏村をも上回る師匠・星村潤一郎相手に一本取るなど、かなり身体能力が上がった描写が散見された。