聖職者こそがもっとも恐ろしい獣になる。
概要
ヤーナム市街と聖堂街を繋ぐ大橋の上に現れるボス。
多くの場合、というよりもよほどのイレギュラーが無い場合はゲーム初心者は最初に戦うことになるボスとなる。
一方で後述の理由から、いわゆる戦わなくてもよいボスでもある為、RTA等ではスルーされることも多い。
一部のプレイヤーの間では「せいけも」なる略称で呼ばれる。
容姿・能力
全身が体毛に包まれている反面、肋骨が肉の間から浮き出ており、左腕が大きく肥大化している。
頭部は肉食動物を思わせるアゴの形状と牙が生えた姿をしているが、その額からは鹿を思わせる形状の角が生えている。
戦闘においては特殊能力を使ってくる訳では無く、純粋に肉弾戦を仕掛けてくるボスとなっている。
素早い動きと強力な殴りつけを主な戦闘手段として戦う為、初戦はその巨体に怯んで距離を取ることが多いが、実際には足元に張り付いての近接戦闘の方が戦い易い。
また、炎を弱点としている為、火炎瓶をはじめとする炎系の攻撃で弱めて、懐に入り込んでの接近戦で戦うのが基本的な攻略方法となる。
頭部や両腕にダメージを蓄積すれば部位破壊により怯んで大きな隙を晒す。
特に頭部は初回のみ僅かなダメージで怯む他、同時に内臓攻撃のチャンスも生じる。
ダメージを稼ぐ為にも機を見て頭部をロックオンし、銃撃による部位破壊を試みると良いだろう。
ゲーム内の立ち位置
ゲームにおけるファーストステージである『ヤーナム市街』とセカンドステージである『聖堂街』とを繋ぐ大橋に出現する最序盤のボスであり、序盤の壁の一つ。
……なのだが、聖堂街とヤーナム市街を繋ぐ扉は封鎖されている上に、この封鎖は解けない。
Bloodborneにおいて、封鎖されている通路は後に開通してショートカットとして使用することが出来るのだが、例外としてこの大橋の通路を塞いでいる扉だけは開通することが出来ない。
つまり、大橋を通じて聖堂街に行く通路は完全に隔離されている為、このボスを倒したとしてもゲームの進行には影響がない。
ファーストステージ、つまりヤーナム市街において本当に倒さなければいけないボスというのは別に存在しているのだが、実はこのボスとは共闘して聖職者の獣を倒すことが可能。
また、聖職者の獣は倒す必要はないボスなのだが、このボスと遭遇することで啓蒙が貯まり、人形が起動する。
この人形が起動することでレベルアップが行える様に成るので、攻略の一つの方法として遭遇して殺害された後にレベルアップして、改めて聖職者の獣に挑むという方法がある。
考察
撃破すると医療教会が発行した狩人の証、剣の狩人証を入手できる。
医療教会ゆかりの装備を購入できる様に成るキーアイテムなのだが、フレーバーテキストには以下の内容が記されている。
“ルドウイークを端とする医療教会の狩人は”
“また聖職者であることも多かった”
“そして、聖職者こそがもっとも恐ろしい獣になる”
また、購入可能になるアイテムの中に狩長の証という布製の印がある。
それはかつて教会の狩人、その長が持ったというもので、ある場所の正門を開く鍵となる。
“正門は、獣狩りの夜に固く閉じられ”
“外側からは、ただこの印を持つものにのみ開いたという”
“長の帰還は、すなわち獣狩り完了の証だったのだ”
何故このアイテムがショップに並ぶのか。
それはきっと、あの獣の正体に触れるものだからではないだろうか?
以上のことから、この獣の正体は医療教会の聖職であり、また狩人の長として獣狩りの指揮を摂っていた事が窺える。
民衆の為、あるいは教会の為に獣を狩り続けた彼(彼女)は、皮肉にも自らが恐ろしい獣となり果てたのである。
関連タグ
後藤ひとり:ぼっち・ざ・ろっく!の主人公。アニメ第4話で発した奇声が聖職者の獣の鳴き声に酷似している。