概要
CV:西尾徳
秘密戦隊ゴレンジャー第11話「みどり色の戦慄!耳地獄からの脱出」に登場。
ボートのような顔にアジア風の雰囲気を漂わせた金色の耳が特徴的な黒十字軍所属の仮面怪人。
武器は口からの吹き矢と信号弾を放つオール型の棍棒。巨大な耳は敵の位置を特定する鋭敏なセンサーとなっている。自らの乗る白いジープにバズーカ砲を搭載していて、ゾルダーに砲撃を任せ、自らは優れた聴覚を活かした索敵を担当する。
物理学の権威である工藤教授が研究していたマイナスエネルギーの方程式を利用して地球すらも破壊してしまう反物質爆弾を作り出すことが使命。
ゴレンジャーが工藤教授を護衛するという情報を嗅ぎつけてトンネル内で待ち伏せし、逃走するゴレンジャー達をジープに搭載したバズーカ砲で砲撃して追い立てるが、本物は明日香が護送していた。ゴレンジャーに騙された事に激昂し、アカレンジャーに襲いかかるもモモレンジャーのモモミラーの目潰しに遭う。しかし、こんな所でやられる舟耳仮面ではない。すかさず信号弾を打ち出してゾルダー達に落石事故を起こさせ、親切な通行人に化けた配下に教授を誘拐させるという巧妙な作戦を展開してみせる。負傷しながらも追って来たミドレンジャーに対してはバズーカ砲を連射してグロッキーにさせるという徹底ぶりであった。
…とここまで書くと優秀な怪人のそれなのであるが、このあとがマズかった。
ようやくアジトに連れ込んだはいいものの、教授が死んでしまうリスクを無視して舟耳仮面は教授の記憶から無理やり方程式を奪ってしまおうと企むが、モモレンジャーのカブトムシ型発信機で博士の現在位置を特定されて教授を救出されてしまう、ゴレンジャーから教授を奪還するためとはいえ、バズーカで砲撃しようとするなどの致命的なミスの数々を犯してしまう(その発信機を普通のカブトムシだと勘違いして放置したのが運の尽きだったと言える)。
アカレンジャーと交戦している隙にアオレンジャー、キレンジャーが乗って来たバリブルーンに教授が回収され、レッドビュートから放ったレッドスパークでダメージを負ってしまう。ミドレンジャーはリベンジとばかりにミドメランで触手と弱点で耳を切り落として優位に立つが、耳とオール型棍棒を合体させて斧を完成させる事で抵抗を続ける。しかし、ミドレンジャーに攻撃を全てかわされ、ゴレンジャーストームを浴びて爆散した。
関連タグ
大耳仮面:こちらも耳繋がりの仮面怪人だが、第55話という中盤に登場する女性怪人である。