葛城ヒデアキ
かつらぎひであき
CV:小川真司(名探偵エヴァンゲリオン)
新世紀エヴァンゲリオンにおいて存在が示唆されている人物。
葛城ミサトの父親で、南極で行われたアダム調査チーム「葛城調査隊」のリーダー。劇中では葛城博士と呼ばれている。
ストーリーの根幹にかかわる重要人物ではあるが、既に故人であるためかフルネーム及び容姿は登場しない。ミサト曰く「家庭を顧みない人」だったらしく、仕事一筋な人物だった模様。それゆえ娘のミサトとの関係は冷え切っていた。しかし南極でセカンドインパクトが発生した際に、ミサトを脱出艇に押し込み形見として自身の十字架のペンダントを託し、LCLへと還元されて死亡した。
父の最期を目の前で目撃し、一人生き残ったミサトは研究に没頭するあまり家族を蔑ろにしがちであった父親がセカンドインパクトの際に自分の命と引換えに自分を救ったことから、使徒に対して強い憎悪・復讐心を抱き、シンジ達EVAパイロットに苛酷な作戦を課すようになってしまった。
劇中に登場する使徒が体内に宿している、自己再生機能を持つエネルギーコア「スーパーソレノイド機関」……つまりS2機関の提唱者であり、アダムのコアを分析、採取する為に調査隊に参加していた。
その後は、試験中の爆発事故により命を落とし上記のセカンドインパクトへと繋がるが、実際はセカンドインパクトを起こす事を目的としていたゼーレに利用されただけであり、エヴァの元となるアダムのデータ採取とロンギヌスの槍を使用したアダムの幼児化には成功している。
大まかなキャラ設定はオリジナル同様だが、人類補完計画の理論を最初に提唱した人物であることが『シン』で明かされている。セカンドインパクトはその自らの仮説を実証するための儀式の一つに過ぎなかった。だが、上述の言動から彼にも「娘を巻き込んだこと」に対する人としての良心かあったと思われる。
娘であるミサトは父親の過去と上記の理論についてについて「父の世迷言」と断じてはいるものの、父親の最期の行動を目撃しているため複雑な心境を持っている。
今作でフルネームと容姿が公表された。外見は白衣を着たいかにも科学者といった雰囲気の男。
原作同様セカンドインパクトで命を落としたと思われたが、新吉祥寺区の町中を歩いていたところを発見され、碇ゲンドウ殺しの容疑者として逮捕される。
所々の記憶に不鮮明な箇所が見られ、査察官はそれこそが死徒が擬態した証拠だと追求する。
その正体は、セカンドインパクトで命を落としたヒデアキ博士を赤木リツコがサルベージしたもの。
成功率増加のために埋め込まれたS2機関が暴走し、ヒーロー然としたカラーリングと筋肉質な体型、独特なポーズから発射される遠距離切断攻撃や光線を使う葛城マンになってしまう。
父と和解しつつもミサトは死徒化する父親を射殺することができず、巨大化を許してしまう。しかし街で破壊行為を行う姿を見て涙ながらにエヴァの出撃を要請。
零号機、初号機、弐号機の連携により死徒は倒された。