概要
「ぼくの地球を守って」、「偶然が残すもの」、「ボクを包む月の光」に登場する。
人物像
代理母出産によって誕生する。幼少時から強い超能力を有しており、それが原因で母親に疎まれ、手放された。その後は代理母の薬師丸顕子に引き取られ、薬師丸家の長男・北斗とともに兄弟として育てられる。薬師丸家に引き取られた当初は、心を閉ざし、ろくに口もきかなかったが、義母・顕子のある言葉をきっかけに徐々に打ち解けていった。
口数が少なく、超能力者であることにコンプレックスを持っている。
「ぼくの地球を守って」
成長した未来路は、義兄・北斗からの紹介で田村一登と知り合う。田村は、恩人の息子や笠間春彦のために、超能力に関する知識と、対抗する術を求めていた。田村から相談を受けるうち、未来路は主人公たちの前世の因縁に巻き込まれていく。
やがて強大な超能力を持つ小学生・小林輪と対峙した未来路は、初めて超能力者同士の戦いを経験する。輪の圧倒的な力と精神的不安定さを目の当たりにした未来路は、輪の暴走を止めるべく奔走する。
「偶然が残すもの」
「ぼくの地球を守って」から2年後。代理母で義母である顕子に対する思慕に思い悩む未来路は、今まで暮らしていた京都を出て、東京で一人暮らしを始めた。
そこで未来路は、あるアクシデントからミネ・ヤザワとパメラ・S・リヴァティという2人の超能力者と出会う。
「ボクを包む月の光」
アメリカの超能力研究機関・EPIAに所属している。EPIAが自分を通して娘の日路子に接触するのを嫌い、日路子を兄・北斗と養子縁組させ、離れて暮らしている。