分かりやすいのは蜘蛛や蛇やカエルを投げつけて敵をひるませる、といったもので、小学生男子のいたずらレベルに見えるが、いきなりそうした生物を投げつけられれば戦闘訓練を受けた者でも怯んでしまう可能性はあり、逃走の隙は作れる。
火遁や水遁などもそうだが、「遁(トン)」という字は「逃れる」の意味である。
猿を調教して忍び込ませ、門の中から閂を開けさせる、などの高尚な忍術もあったとされる。
日本以外だと、紀元前にアケメネス朝ペルシアがエジプトへ侵攻した際、古代エジプト人が神として崇める猫を砦に投げ込んで同様を誘ったり、盾に生きた猫を括り付けて突撃したりといった戦法を取ったされている。
これも広い意味では虫獣遁の術と言えるかもしれない。
外部サイト
http://www.k5.dion.ne.jp/~marici/waza3.htm
http://minamo.sakura.ne.jp/lib/ninjyafre.htm
http://380547.tripod.com/ninjya/jyutu.htm