概要
陰陽師の一派である鬼道衆の中でも、外法を使うゆえに破門された集団である。龍賀一族に拾われ、一族の本拠である哭倉村とその周辺に身を寄せていた。
村では薬品Mの精製に必要な材料、すなわち幽霊族および屍人にする生贄の人間を攫ってくる役割を担っていた。村に近づく余所者を監視・連行し、脱走した屍人を捕獲・始末したりもする。
リーダーの長田を含め7人で行動している。普段はめいめい猟師や木こり、大工といった力仕事系の身なりをしているが、洋館でゲゲ郎に戦いを挑んだ時は山伏のような服装に般若の面を被るという格好で統一していた。
なお、洋館での戦闘時は7名よりも多く、顔は不明だが他にもメンバーがいたものと思われる。
メンバー
CV:石田彰
哭倉村の村長であり裏鬼道のリーダーでもある。骸骨(外法頭)から狂骨を呼び出して使役する他、仕込み錫杖も使う。
洋館で部下が肉弾戦でゲゲ郎に挑んで全滅した後、狂骨を使役して単独で圧倒し、捕獲する。
工場に現れた沙代が狂骨を呼び出した際、再び自らの狂骨を呼び出そうとするが、霊力の勝る沙代に無力化されてしまう。その後狂骨に襲われた乙米を救出しようとするがかなわず、自らも重傷を負う。最後の力を振り絞って沙代に仕込み錫杖を突き刺した後、絶命した。
- 裏鬼道A
CV:不明
髭面の大男で、木こりのような服装に鉞を携えている。ゲゲ郎の首や腕を落とそうとしたり、脱走した屍人の頭を掴んで処刑したりと、特に出番が多い。
ゲゲ郎との戦闘でも鉞を振るって建物の端まで追い詰めるが、ゲゲ郎の引きちぎった手すりに殴打され敗北、負傷する。その後、捕らわれたゲゲ郎の顔面を殴る。
工場で狂骨に襲われた際、寝台を振り回して抵抗するが、巨大換気扇に巻き込まれミンチになって死亡した。
その後、鉞は水木が持っていった。
- 裏鬼道B
CV:不明
村田銃を使う猟師風の男。かなりの猫背でいびつな顔つきをしている。
ゲゲ郎との戦闘では高台から狙撃するが敗北。
工場の入口で見張りをしていたが、いつの間にか水木に銃を奪われ気絶していた。狂骨の襲撃場面にもおらず、ひっそりとフェードアウト。
- 裏鬼道C
CV:不明
カッパみたいに禿げている裏鬼道。冒頭の汽車のシーンから登場しており、咳き込む女児とその母親を横目で見つつニヤニヤしていた。
長田家の門番をしていたが、ゲゲ郎と水木の脱走には気づかず。
ゲゲ郎との戦闘で負傷し、その後捕らわれたゲゲ郎を錫杖で打ち据える。工場で狂骨に襲われ、食い殺された。
- 裏鬼道D
CV:不明
ハチマキを巻いた大工風の男。ゲゲ郎との戦闘以降は服装が変わり頭に包帯も巻いているので、あまり特徴がない。冒頭の汽車のシーンから、裏鬼道Cと一緒にいることが多い。
ゲゲ郎との戦闘で負傷し、その後捕らわれたゲゲ郎を錫杖で打ち据える。工場で狂骨に襲われた際、裏鬼道Cの振るった刀が首に当たり同士討ち的に死亡する。
- 裏鬼道E
CV:不明
栗頭でずんぐりしたゴリラを思わせる男。
ゲゲ郎との戦闘で負傷し、その後捕らわれたゲゲ郎を錫杖で打ち据える。工場で狂骨に襲われた際、寝台の裏に逃げ込むもののあえなく食い殺された。
- 裏鬼道F
CV:不明
禿げ頭で強面の大男。連行されてきたゲゲ郎が呑気な言動をやめないので、怒って殴りつける。
ゲゲ郎との戦闘では飛び蹴りを食らって敗北、負傷する。工場で狂骨に襲われた際、最初に食い殺された。