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覇王将軍シェーラとは『スレイヤーズ』に登場する敵キャラクターである。

シェーラ」のタグで登録されている方が多い。


概要編集

第2部序盤から登場。

漆黒の神官着を変形したような服を着て長い黒髪を一本の三つ編みにした少女の姿をしている。

当初は「覇王」グラウシェラーの命により村娘の振りをし、ドゥールゴーファで心に魔王を封印している人間を探していた。ドゥールゴーファから生み出したハイパー・デーモンが敗れた際にリナ達にその正体を明かす。しかしリナの名前の安直さ(グラウ「シェラー」→シェーラ)を突いた精神攻撃を受け撤退する。

人間を化け物に変異させるなど悪役なのだが、リナとの掛け合いによりどこか憎めない感じがしないでもない。


その後、クリムゾンタウンでドゥールゴーファを使い混乱を引き起こす。そしてディルス王国で国王に取り入った傭兵の立場をとることで、グラウシェラーの代わりに黒幕であるように装い、覇王の魔王復活計画を推し進めていた。最終的にリナ達に敗れるがドゥールゴーファに取り込まれないルークが魔王であることを察知し、グラウシェラーにその情報を伝え、微笑みを浮かべて散る。


能力・性格編集

赤眼の魔王シャブラニグドゥの腹心の一人・覇王グラウシェラーが創り上げた側近の一人であり、その能力は他の魔族と一線を画す。覇王の生み出した側近は4人なので他の腹心の将軍・神官より力は劣ると推察されるが、それでも強大な力を持つことには変わりない。ドゥールゴーファによる剣術や魔力球で攻撃を行う。

冥王フィブリゾの計画を真似、行き当たりばったり感のあるグラウシェラーの計画を支えた功労者。リナから「シェーラ」という名前の安直さを指摘され、そのことをグラウシェラーに問うた際に『道具』扱いされていたことが判明。リナとの最終決戦では半ば自暴自棄になるも、その忠義は滅びる時まで変わらなかった。


ドゥールゴーファ編集

シェーラにより生み出された、魔族にしてシェーラ自身のための武器。片刃の黒い剣の姿をしている。触れた人間と同化する能力をもち、無理やり同化すると巨大なハイパー・デーモンに、人間側が望んで同化すると全身を漆黒でコーティングしたような姿になる。シェーラがいる限り無限の再生力をもちルークの「魔王剣(ルビーアイ・ブレード)」やリナの「神滅斬(ラグナ・ブレード)」と刀身を再生し続けることで撃ち合うことができ、一端滅ぼされてもシェーラによって復活してもらうことができる。

ハイパー・デーモンは体から生える無数の触手で相手の生命力を奪い、黒い触手の姿をとったドゥールゴーファを滅ぼさない限りダメージを与えても再生し続ける。全身漆黒の状態では全身がドゥールゴーファと同じ硬さを持ち、剣術で戦う。剣であるため剣術以外の一切の戦術を知らないが、傷つけた相手の記憶を読み能力を奪う能力によって、魔法などの技術やキメラの固有能力を奪うことができる。

シェーラが滅んだ際に諸共に消え去った。



関連項目編集

スレイヤーズ 魔族(スレイヤーズ) 敵女 女幹部 中間管理職

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