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親戚の叔母さん

しんせきのおばさん

親戚の女性を指している言葉だが本項では火垂るの墓の登場人物について説明する。
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概要編集

CV:山口朱美

清太節子の叔母で(原作では兄妹の父の従兄弟の妻の実家の女性。直接の血縁者でないどころか、かなり遠い姻戚という関係である。アニメ版では詳細な続柄は不明)、今は未亡人。一人娘がいる。

清太・節子の母が空襲で死亡した為二人を引き取る。序盤は特に問題無かったが、徐々に清太と節子に対する対応をキツくしていき、二人が引越しをしても止めずに見届けるだけだった。尚、アニメ版では叔母宅で叔母達と共に食事をしている若い男性も描かれているが、彼は親族ではなく下宿人である(学生らしく、勤労奉仕に駆り出されている事が叔母の台詞で窺える)。


考察(?)編集

上記の通りギスギスしたまま終わっている為、一部のファンに「清太と節子の死因は100%叔母さん」「二人のご飯をケチった時点で既にクズ」「痛い目見なかった為許しきれない」的な意見を抱かれ何かと叩かれ嫌われがちな彼女だが、彼女自身も戦時下ということもあって家族を守るのがやっとだったと思われるうえ二人を養ってやれる余裕がなかったからつい上記のような対応になっていたのだと思われる。

さらに言えば清太が空襲の緊張がなくなったせい(もしくは空襲で発生したPTSD)で家でゴロゴロしてしまったため、それが癪に触って清太たちに対しての態度のキツさを加速させてしまった。

叔母さんは二人の境遇を考えた上で、具体的に働くやりかたを清太達に教えておけば丸く収まるはずだが、余裕がない叔母さんは漠然と清太を𠮟りつけ横穴に逃げた清太たちに「そんなに命惜しいねんやったら、横穴で住んどったらええのに」と言い放ったせいで家出してしまった。

一方清太にも原因があり14歳で働くことを知らず、叔母さんを含む周りの大人に相談せず聞き入れることなく孤立してしまった。


視点を変えれば双方にも原因があったため、誰のせいでもなく、かつどうしようもなかったともいえよう。それだけに実に救いのない話である。


実写ドラマ編集

演:松嶋菜々子

2005年11月1日に放送されたテレビドラマ版では「澤野久子」と言う名前が付けられた。子供は「なつ」「はな」「ゆき」「貞造」の4人。

夫・源造がソロモン諸島で戦死した事を知らされてから実の娘なつに「」と称されるほど性格が荒んでしまった。こちらでは彼女は清太・節子兄妹の母の従姉妹という設定になっている。


関連タグ編集

火垂るの墓 未亡人

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