躁の音を演奏する程度の能力とは、東方projectのキャラクターであるメルラン・プリズムリバーの持つ能力の一つである。
東方花映塚ではメルランの能力はこちらであったが、東方妖々夢においては手足を使わずに楽器を演奏する程度の能力であった。
躁の音とは、聴く者の気持ちを高揚させる音である。メルランは感情の変化が激しい曲でこの音を奏でる。この音の影響を受け過ぎると、精神が高揚し過ぎて、突然踊り出したりまともに会話が出来なくなったりするらしい。
この音は音の幽霊であり、それ故か精神に強い影響力があるようである。また、耳から聞こえるのではなく、精神に響く音であるらしい。
音の性質上、落ち込んでいる者や自縛霊のような精神が沈んでいる者に対しては精神状態をまともなところに引き上げる効果がある。それを利用してか、メルランは、姉であり姉妹でやっている楽団のリーダーであるルナサの命令で墓場などでソロライブを行っている。
その効果は思いの外強いのか、強力な妖怪である天狗の射命丸文ですら冷静でいられず墓石をひっくり返しそうになるくらいテンションが上がるほど。
ゲームにおいては、東方花映塚のマッチモードにおいてメルランが三姉妹以外の相手に勝利した場合、通常は相手が泣き顔になる筈が笑顔になる・・・と言う演出で表されている。鈴仙・優曇華院・イナバによると「波長が違う」存在であるらしい閻魔の四季映姫・ヤマザナドゥにすらその演出は入る事から、実はかなり強力な影響があるのかもしれない。
また、トランペットの音自体がよく響くものである事から、求聞史紀においては稗田阿求から「遠くからトランペットの音が聞こえて来ても真剣に耳を傾け過ぎないように]とまで言われている。