解説
「近藤保奈美」とは、河合克敏の柔道マンガ『帯をギュッとね!』のヒロインである。
そして、浜名湖高校柔道部の女子マネージャーである。
基本的に「現実には柔道部には女子マネージャーはいない」ため、
しかも、保奈美は現実と引き比べても格別の美少女キャラであったため、
現実の柔道部の男子部員たちの羨望の的(もしくは有り得ないだろこんなんwと突っ込みつつ、己の身を嘆き悲しむ状況)となっていた。
美少女で頭も良いが、運動神経は激しく鈍い。
物語序盤では、柔道部に貢献しようとして他校柔道部の偵察分析に行き、その柔道部を「振り回す」などしていた(例:明石林業高校に対してのあれやこれや)
また、初期は泣き虫で気弱な面があったが、物語が進むにつれ鍛えられたのか、段々とたくましくなっていった。
そして幼なじみである主人公・粉川巧とは、皆公認の両想いのカップルであり、
キスまでなかなか進展しないプラトニックな間柄でありながら、たびたびその「バカップルぶり」がネタにされていた。
そして「巧の持つ、柔道の才能の成長」を見守り続け、また、その支えとなっていった。
で、この二人の仲は、柔道部の面々にしょっちゅうからかわれ(特に杉や茂)、そして校内の男子生徒たち、更には「読者である現実の男子たち」から、嫉妬の炎を燃やされていたという。
ちなみに、同時期に連載していた満田拓也の「健太やります!」で、こんな特定の相手を贔屓するような奴はマネージャー失格だと烙印を押し、井口や近森も「そういう人は絶対許さないと思う」と前田目当てでマネージャー志願した渡瀬に告げる話がある。