近鉄四日市駅
四日市市の中心駅である。嘗ては国鉄(元関西鉄道、現JR東海)関西本線の四日市駅に隣接して存在していたが、1956年に市の中心部である諏訪神社周辺に線形変更の上移転。
駅長が置かれ、名古屋線の川原町駅-楠駅間と、湯の山線の各駅を管理している。
四日市市街地はこちらとなっており、利用者も四日市駅より多い。
駅周辺にはアピタが入居するララガーデンやアニメイト等がある。
駅構造
島式ホーム3面6線の高架駅。地上11階建ての駅ビルに直結。2階に改札とコンコースがあり、3階にホームがある。名古屋線のりばは2・3番のりばを本線、1・4番のりばを待避線としている。ホーム有効長は1-4番のりばが8両、5番のりばが6両、6番のりばが4両。湯の山線のりばは分岐の関係上、伊勢中川寄りにある。
かつて、名古屋と大阪の難波を結ぶ一部の特急が湯の山温泉発着特急と併結していた。しかし、5番のりばの有効長が6両のため、南隣の停車駅である白子駅で増結と切り離しが行われた。
のりば | 路線 | 方向 | 方面 | 備考 |
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1・2 | 名古屋線 | 下り | 津・伊勢中川・伊勢志摩(宇治山田・鳥羽・賢島)・大和八木・大阪難波方面 | 平日1本が5番のりば、土曜休日1本が4番のりばから発車 |
3・4 | 名古屋線 | 上り | 桑名・名古屋方面 | |
5 | 名古屋線 | 上り | 名古屋方面 | 朝の当駅始発列車 |
5・6 | 湯の山線 | 湯の山温泉方面 |
停車電車
近鉄特急のうち、乙特急と観光特急「しまかぜ」、大阪難波21時発名古屋行き名阪甲特急(当駅22時45分着)が停車。それ以外の名阪甲特急とすべての名伊甲特急が通過。
名古屋線名古屋方面からの準急は当駅をまでの設定である。そのほとんどは種別変更で四日市以南を普通電車として運行している。当駅止まりの普通電車も一部が行き先を変更して運行を続ける。
深夜の名古屋発最終と、朝夕ラッシュ前には当駅発着の急行が設定されている。そのうち朝9時台の名古屋行きと平日朝7時台の鈴鹿線平田町行きは、当駅まで普通電車として運行し、当駅から急行に種別を変更する。
昼間時間帯以外で名古屋-当駅間を4両・5両編成で運転する準急は、当駅から津方面に向かう普通電車に種別変更する際に2両と2両・3両に切り離され、切り離された車両は当駅の側線や塩浜駅に回送もしくは後続の普通電車として運転される。
一部の名古屋行き準急は4番のりばで増結を行う。当駅南の側線から増結車両は4番のりばに入れないため、平日朝の準急は3番のりばで増結し、増結作業中は4番のりばに急行が停車することがある。
湯の山線の電車は5・6番のりばに発着。名古屋と湯の山温泉を結ぶ夏の臨時特急「湯の山サマーライナー」は5番のりばに発着する。
平日朝7時台の当駅発津新町行き普通電車と、毎日朝の名古屋行き準急・普通電車の一部は、湯の山線のりばである5番のりばから発車する。土曜休日朝6時台は4番のりばから当駅発伊勢中川行き普通電車が発車する
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は48,340人である(三重県統計書より)。
- 近鉄名古屋線の駅では近鉄名古屋駅に次いで2位。
利用状況比較表
年度 | 乗降人員 |
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2008年(平成20年)度 | 43,284人 |
2009年(平成21年)度 | 41,454人 |
2010年(平成22年)度 | 41,267人 |
2011年(平成23年)度 | 41,554人 |
2012年(平成24年)度 | 42,699人 |
2013年(平成25年)度 | 43,372人 |
2014年(平成26年)度 | 42,520人 |
2015年(平成27年)度 | 47,840人 |
2016年(平成28年)度 | 50,237人 |
2017年(平成29年)度 | 47,831人 |
2018年(平成30年)度 | 48,473人 |
2019年(令和元年)度 | 48,340人 |
あすなろう四日市駅
所在地:三重県四日市市安島一丁目1-60
内部・八王子線はもともと近鉄の路線であったが、2015年に経営分離がなされ、駅名を「あすなろう四日市駅」に改称した。近鉄四日市駅とはあすなろう鉄道移管前から「改札外連絡」となっている。
駅構造
島式ホーム1面2線の地上駅。
のりば | 路線 | 方向 | 方面 | 備考 |
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9・10 | 内部・八王子線 | 下り | 内部・西日野方面 | 主に9番のりばから内部行き、10番のりばから西日野行きが発車する |