概要
三重県四日市市にあるJR関西本線の駅。当駅より利用者の多い近鉄四日市駅と区別する為、JR四日市駅とも呼ばれている。三重県北勢の人間が単に四日市駅といった場合、ほとんどの場合近鉄駅を指しているので他県から訪問する際は注意が必要である。
伊勢鉄道伊勢線の列車は関西本線に乗り入れて当駅発着としているため、同時に実質的な起点でもある。
尚、当駅は貨物線が乗り入れているものの、貨物線区間は非電化となっているのでディーゼル機関車での運用が主流になっている。
因みに現時点では西口しか旅客の出入り口がなく、東側は貨物ターミナルになっているが、駅番号は何故か東側から付与されている。昭和31年まで近鉄名古屋線が通っており、駅舎と関西本線の間に近鉄乗り場があった事から、現在でも共同使用駅の津駅、松阪駅、伊勢市駅と同じく国鉄(JR)のホームから順に付番していった名残と思われる。
駅構造
島式1面3線の地上駅で。3番乗り場は2番乗り場の50m南方先にある切り欠き式ホーム。
その3番乗り場は伊勢鉄道の普通列車が使用する為、架線はない。
島式1面しかホームがない事、名古屋駅~南河原駅までは中途半端に複線なので待避出来ない構造となっている。
しかし、貨物線を利用して島式2面4線化は構造上、可能となっている。
利用状況
- 2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は2,213人である(JR東海移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)2023より)。
- 近鉄四日市駅より遥かに少ない理由として関西本線が中途半端に複線化している事、待避線が少ない事。近鉄側の方が四日市駅の中心部として機能している事等が上げられる。
- 尚、同県のJRの駅では桑名駅、津駅より少ない。
年度別利用状況比較表
事業者名 | JR東海 | 近畿日本鉄道 | |
---|---|---|---|
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 2,239人 | 4,477人 | 43,284人 |
2009年(平成21年)度 | 2,210人 | 4,421人 | 41,454人 |
2010年(平成22年)度 | 2,266人 | 4,532人 | 41,267人 |
2011年(平成23年)度 | 2,359人 | 4,719人 | 41,554人 |
2012年(平成24年)度 | 2,387人 | 4,774人 | 42,699人 |
2013年(平成25年)度 | 2,388人 | 4,776人 | 43,372人 |
2014年(平成26年)度 | 2,350人 | 4,701人 | 42,520人 |
2015年(平成27年)度 | 2,336人 | 4,671人 | 47,840人 |
2016年(平成28年)度 | 2,324人 | 4,648人 | 50,237人 |
2017年(平成29年)度 | 2,351人 | 4,702人 | 47,831人 |
2018年(平成30年)度 | 2,334人 | 4,668人 | 48,473人 |
2019年(令和元年)度 | 2,286人 | 4,571人 | 48,340人 |
2020年(令和2年)度 | 1,812人 | 3,623人 | 36,396人 |
2021年(令和3年)度 | 1,768人 | 3,536人 | 37,287人 |
2022年(令和4年)度 | 1,949人 | 3,898人 | 38,628人 |
2023年(令和5年)度 | 2,213人 | 4,426人 |
隣の駅
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
---|---|---|---|---|
特急『南紀』 | 桑名駅 | 四日市駅 | 鈴鹿駅 | |
快速みえ | 桑名駅 | 四日市駅 | 鈴鹿駅 | |
快速 | 桑名駅 | 四日市駅 | 南四日市駅 | 当駅から亀山方面は各駅に停車。 |
| 富田浜駅 | 四日市駅 | 南四日市駅 | 伊勢鉄道直通も含む。 |