速水渚
はやみなぎさ
水泳部所属の高校2年生の少女。同作の飯田香奈恵、清原球恵、早坂めぐみとは同級生。
泳ぎに関して天性の才能が有り、オリンピックを狙える素質がある天才児と見込まれていた。
しかし後述の理由から練習嫌いに陥り周囲の期待など何処吹く風。女子高生らしくショッピングや遊びにかまけ、部活はサボりがちな不良少女生活を過ごしている。
本人の性格はワガママで悪戯好き。風評から近づき難い雰囲気はあるものの、細かい事を気にせず飄々としており人見知りもしないため、人との交流は浅くも幅は広い。
珠恵とは一緒にカラオケに行ったり、めぐみとは遊び場の情報交換したりと仲が良く、周囲から高嶺の花的に扱われている香奈恵にも立場は違うが同じ「天才」として持て囃された者同士のある種のシンパシーを感じており、時々だが気軽に話しかけたりしている。
幼い頃から泳ぐ事が好きで持ち前の才能を発揮し、自由に泳ぐ事に何よりも楽しみを感じていた。
やがて大人に才能を見出され小中学生時代にプロからの指導を受ける事になるが、指導者及び学校の教師達との反りが合わず自由に水泳を楽しめない環境に不満を募らせ、ある時期に爆発。
大人に対して全面的に不信に陥る程に精神に傷を負い、更に指導者側が匙を投げてしまった為にケアする機会も失われた結果、将来を期待された天才児は一転して問題児・不良生徒として中学卒業まで扱われた。
この頃は本人曰くかなり荒んだ時期だったらしく、夜遊びなど繰り返し家に帰らない事もしばしばあり、更には『初体験もその頃に済ませ、イケナイ遊びもしていた』と後述のテレフォンサービスで語った。同サービス内で性的な匂わせ発言をするキャラは多いが此処まで尖った発言をしたのは彼女のみである。
ただし不良中学時代も時折プールに行って気ままに泳いだり、高校生になっても水泳部には一応所属している辺り、水泳自体への愛着までは捨て去っていない。
主人公とは顧問もしくは教師の様な関係で、からかい甲斐があるのか何かと困らせてくる位に最初から打ち解けている。さしずめ問題児に振り回される教師といった所。
脱衣麻雀大会への出場を誘ったら優勝賞金目当てで受諾。敗れたとしても彼女が欲しがっていたブランド品を主人公が購入するのを報酬にするという条件を付ける辺り、ちゃっかりしている。
麻雀は不良時代に教わったらしく、ウデには自信があるが勝負重視な思考は性に合わないらしい。ちなみに脱衣麻雀自体はこれが初めてではないそうで、本人曰く何度も経験してるとのこと。
茶髪のボブカットに近いショートヘアで二本の触角の様なアホ毛が特徴的。水着の日焼け跡がない辺り、日焼け対策はしてる様である。
彼女は衣装が水着一着のみ(スクール水着ではない)=ノーパンかつノーブラの状態なので下着見せが存在せず、2回目の脱衣からおっぱいを披露してくれる。
『何であなたの方が赤くなってるのよ♪』という台詞の通り、全シーンで抵抗感なく余裕たっぷりに肌を見せるのは先述の過去の経験故か。
最後の脱衣の一枚絵Verでは流石に水着全部を脱ぐ事はなく、プールサイドで太ももとおっぱいを強調するセクシーポーズを取ってアピール。対してアニメVerでは大事な部分が隠されてるとはいえ全裸のシャワーシーンを披露。扉が妙に小さいシャワー室で気持ち良さそうにシャワーを浴び、出てきた所の全裸姿を主人公に見られて驚き慌てて隠れ、壁際から顔を出してあっかんべーする仕草を見せて終了。
実は全裸でプールを遊泳するシーン案もあったそうだが、当時のアーケード脱衣麻雀界には『ぱんつを脱がせて女性器まで見せるのはNG』という掟があったのでボツになったとか。
テレフォンサービスで聴けた後日談トークでは結局、大会は途中で敗退し主人公にブランド物のバッグを購入させたらしい。
しかし約束を守った主人公の事は気に入った様で距離感は縮まり、数学の追試をクリアする為に勉強の手伝いを頼んできたり、一緒に旅行に行く計画を立てたり、時にはムラムラした時の相手として親密に接してくれる。
部活の方も「昔、暇潰しにちょっと泳ぎ方を教えた下手な後輩もまだ頑張ってるみたいだし・・・」と少しだが部活に顔を出す回数が増えたらしい。
ちなみにこの後輩だが、後輩は前作のジャンジャンパラダイス2に登場した泳ぎの下手な水泳部員の水谷直美を指し示している可能性があり、過去の作品の繋がりがある貴重な話なのかもしれない。
一部のVS麻雀乙女繚乱のキャラ達が外部出演したギャルズパニックS2には登場しなかった。
残念ながら知名度は低いが、知る人ぞ知るマイナーキャラとして密かに愛されている。