ゲーム内のアニメ・ムービーを編集し作られたMAD動画「ゼERO」。普段はエックスやゼロといった主人公たちが出てくるが、普通にプレーしていれば気にかけないような部下(モブキャラ)に矛先が及んだようである。そういったファンアートをまとめるタグである。
主な部下たち
尚、彼らには公式での名前設定はない事に留意されたし。
シグマの部下
X4ムービー中に登場するイレギュラーハンター達。赤いイレギュラーを捜索している。が、ゼERO内ではシグマを襲う。どうやら自分たちがイレギュラーなことを自覚していない模様。
「タイチョウミズカラガ!?」、「サスガダァ…」などのセリフがネタにされている。ちなみに「プリケツダァ…」は原作では言っていない。言ったら(CERO的にも)マジモンのイレギュラーである。
彼らの影響でシグマをイレギュラー化する前の「隊長(タイチョウ)」と呼ぶファンが多い。
2人組だと思われがちだが、ムービーをよく見ると実は3体目がいることが確認できる。
ちなみに演じているのは吉野裕行氏。
ダブルの先輩
X4ムービー中に登場するイレギュラーハンター達。豹変したダブルを前にエックスに応援を要請するも無残に破壊されてしまう。ゼERO内ではダブルとよく絡んでいる。
隊員
イレギュラーハンターX内ムービーに登場。彼ら(複数のカラーがいる)もイレギュラーハンター。暴走したメカニロイドの破片の下敷きになったり捕まえられたりする。そのうちの一人は戦闘中、シグマによって腕を切断される。「キュウショヲハズシテネラッテクレタヨ…」は必聴。
オペレーター
イレギュラーハンターX本編とムービーに登場。イレギュラーハンター達を情報面でサポートする。彼女もまた、突如イレギュラー化してしまう。神メトリーは必見かも。
その他
ガルマ
シグマ隊長が到着する前に赤いイレギュラーと戦っていた部隊長。
赤いイレギュラーに倒された事から元ネタは赤繋がりでこの人なんじゃないかと噂されている。
原作での流れDAAAAAA!
赤いイレギュラーがとある廃屋で発見されたとの情報を聞きつけ、先行したガルマ隊が全滅してしまう。そこへ最高傑作と呼ばれたシグマ隊長が到着し…(以下掛け合い)
シグマ「どうだ様子は?」
↓
部下2「タイチョウ!?」
↓
シグマ「ガルマの部隊を全滅させた赤いイレギュラーはどこだ?」
↓
部下1「は、はい!あちらの扉の中に!」
↓
シグマ「ご苦労…後は私がやる」
↓
部下1「タイチョウミズカラガ…!?」
↓
シグマ「これ以上お前たちに犠牲が出ては困るんでな…」
↓
(ゼロと戦闘を終えボロボロになったシグマが扉の中から現れる)
↓
部下2「シグマタイチョウダ!」/部下1「サスガダァ…タイチョウにカナウレプリロイドナドイルワケガ…」
↓
シグマ「赤いイレギュラーを修理センターへ運べ。それとDr.ケインに連絡を!あのイレギュラーを調査する!」
↓
部下1「タイチョウ!オカラダノホウハ!?」
↓
シグマ「ウルサイッ!!」
原作では単なる回想描写でしかなかったのが、ゼERO以降は印象に残るシーンとして(他のX4の各シーン共々)一躍脚光を浴びる。
現在の浸透具合はというと、掛け合いの最初のセリフである「どうだ様子は」をYoutubeの検索欄に入力するだけでサジェストに「どうだ様子は_タイチョウ」と出てくるぐらいである。
とまあ、ゼEROで散々ネタにされているわけだが、先述のようにゼロがイレギュラーハンターに入るきっかけとシグマがイレギュラー化する経緯を描いた超重要なエピソードだったりする。また、掛け合いを見てもらえばわかるが、イレギュラー化する前の隊長は部下をとても大切にしており、部下もそんな隊長を信頼している事が窺える…それがどうしてああなった。
どうして登場作品が限られているのだろう?
プログラムのエラー……ではなくゲーム内アニメがあるのがX3(PS/SS版)、X4とイレハンXのみだからである。なお、X3はストーリーの関係上シグマの部下に相当するキャラが登場しないため、中々素材として使用されにくい。
ちなみに、制作会社はXEBEC。機動戦艦ナデシコや蒼穹のファフナーのあの会社である。ロックマンではロックマン8と、TVアニメ版ロックマンエグゼにも関わっていたりする(ちなみに吉野氏はアニメ版エグゼにも出演している)。