概要
岩手県競馬組合が水沢競馬場ダート1600mで施行する地方競馬の重賞競走(M2)である。水沢金杯とも呼ばれる。
1975年にアングロアラブ系4歳(現3歳)限定の重賞競走として創設。創設当初から1990年までは秋に開催され、1975年のみは秋と冬の年2回開催、1991年からは施行時期を冬に変更、1995年からは施行時期を1月3日の固定開催に、1999年からは施行時期を1月2日の固定開催に変更されたが、2023年度より12月30日に開催日程が変更された。
現在は2歳限定の重賞を締めくくる岩手2歳三冠の最終戦であると同時に、翌年度の岩手3歳三冠(岩手ダービー、ダイヤモンドカップ、不来方賞(ダービーグランプリ))を占う上で最も重要な競走でもある。
2008年から2010年まではスタリオンシリーズ競走に指定され、2008年 - 2009年では「ダンスインザダーク賞」、2010年では「キッケンクリス賞」として優勝馬の馬主に副賞として種牡馬の配合権利が贈られたが、2011年からはスタリオンシリーズ競走から除外された。
2016年に岩手競馬で重賞格付け制度が開始され、2017年よりM2に格付けされた。
施行距離は現在はダート1600mだが、1975年と1979年と1982年はダート1420m、1976年 - 1978年と1980年 - 1981年は旧・盛岡競馬場「黄金競馬場」のダート1420mで施行された。
馬齢は現在はサラブレッド系3歳(旧4歳)だが、創設当初と1995年 - 1999年ではアングロアラブ系4歳(現3歳)、1975年の第2回から1993年まではアングロアラブ系3歳(現2歳)、2001年 - 2004年ではサラブレッド系4歳(旧5歳)。
競走条件
出走条件
サラブレッド系3歳、岩手所属。
前年に水沢競馬場ダート1600mで行われるサラブレッド系2歳の重賞競走(M3)「寒菊賞」の上位3着までに優先出走権がある。
負担重量
定量で55kg、牝馬1kg減。
関連タグ
他の金杯