金盃
きんぱい
正式名称は「東京中日スポーツ賞 金盃」。
東京中日スポーツを発行する中日新聞東京本社が優勝杯を提供し、特別区競馬組合が大井競馬場ダート2600mで施行する地方競馬の重賞競走である。
1956年に創設。大井競馬では、羽田盃、東京ダービー、大井記念と共に半世紀以上の歴史を有する。格付けは「SⅡ」。
創設当時は秋季開催であり、秋の鞍へと向かう最有力の前哨戦として機能していた。1964年に東京オリンピック記念が創設されるとこの役割はそちらに委ね、開催を春期に移動した上でアングロアラブの銀盃とともに上半期の古馬重賞シーズン到来を告げる名物ハンデキャップ競走となった。2007年からは別定戦となっている。
2015年時点では南関東競馬では統一JpnIである川崎記念の次に開催される中長距離重賞であり、ここを回避した、ないしは好走できなかった馬が多く出走する競走となっている。
なお、1974年から2000メートルの中距離戦として約40年にわたって開催されてきたが、2015年からは2600メートルで行われている。
2019年より本競走で上位に入線した大井所属馬にはサンタアニタパーク競馬場で行われる東京シティカップへの出走が可能になった。
出走資格
サラブレッド系4歳以上の南関東所属馬。
「金盃トライアル」で上位2着までに入った馬に優先出走権がある。
負担重量
別定。A1級格付け馬56kg、A2級格付け馬は54kg、B1級以下格付け馬52kg、牝馬2kg減(南半球産4歳馬1kg減)を基本に、前年2月15日から本年2月4日の間のダートグレード競走・中央競馬重賞競走優勝馬は2kg、南関東SⅠ・SⅡ競走優勝馬は1kgの負担増となる
優先出走権付与
本競走で上位2着までに入った馬には、ダイオライト記念の優先出走権が付与される。