概要
戦艦「金剛」と戦艦「榛名」のカップリングタグ。ゲーム中では両者が提督LOVE勢であるため、お互いに対する言及はなかったが、金剛の改二丙の実装により、追加ボイスで出撃時に「榛名、準備はいい?」というセリフが聞けるようになった。史実ではほぼ全ての主要な海戦で行動を共にした二人である。
史実
二人は第三戦隊第二小隊に所属し、真珠湾攻撃と同時に開始された南方作戦に従事。マレー沖海戦に参加した後、真珠湾攻撃に参加した第一小隊比叡、霧島と合流しセイロン沖海戦に参加する。
ミッドウェー海戦後の組織再編により、比叡と霧島は新設された第三艦隊の専属となるため第十一戦隊に異動、第三戦隊に残った金剛と榛名は第二艦隊に編入される。このため以後は金剛の戦没に伴い戦艦長門が第三戦隊に異動となるまで金剛と榛名、比叡と霧島のペアで固定となった。
ガダルカナル島を巡る戦いではヘンダーソン飛行場砲撃を成功させる。しかし、泥沼の戦いの中、第三次ソロモン海海戦で比叡と霧島が戦没し、金剛型姉妹は金剛と榛名のみとなってしまう。
次に参加した捷一号作戦(レイテ沖海戦)が失敗に終わり、金剛は日本本土への回航、榛名はリンガ泊地への移動が決定。ブルネイ泊地に榛名を残して本土へ向かった金剛は途中で米軍潜水艦の攻撃を受けて戦没したため、これが二人の別離となってしまった。
残った榛名も燃料の不足により呉鎮守府所属の特殊警備艦(浮き砲台)となり、呉軍港空襲で20発以上の命中弾を受けて大破着底、そのまま終戦を迎えた。そして戦後、解体された榛名は姉の下へと旅立っていった。
太平洋戦争に参加した大日本帝国海軍戦艦で最多の戦果を挙げた金剛と主要な海戦のほとんどに参加し、終戦まで生き延びた榛名は共に武勲艦、殊勲艦と評されることが多い。
創作の傾向
榛名から金剛への憧憬や思慕を描いた作品が多く見られる。このため視点が榛名の一人称となっている作品が多い。また、シーズンネタや深夜の真剣SS書き一本勝負のお題ネタの作品の占める割合が多いように思われる。