鈴木綾音
すずきあやね
CV:茅原実里
主人公・茂野吾郎のライバルの佐藤寿也が通う友ノ浦中学校の1年生。苗字はアニメで設定された。
腰近くまで長い黒髪を、三つ編みとヘアピンでまとめているのが特徴。
おとなしく、引っ込み思案で恥ずかしがり屋な性格で、友人の由美(ゆみ)からも嗜められることが多い。
当初は野球に関心はなかったが、学校での服装の抜き打ち検査でたまごっちを没収され、それを寿也が密かに取りかえしてくれたことから(アニメでは階段から落ちそうになったところを寿也に助けて貰ったのがきっかけで)、彼に憧れ、寿也の事を恋愛対象と意識するようになる。
当初は友ノ浦中野球部のマネージャーに志願するも、目的を見透かされ、すぐにはなれなかったが、寿也が海堂高校の野球部のセレクションを受けている最中に、友ノ浦中野球部の正式なマネージャーとなった。
その後、海堂の夢島に行く寿也に、クッキーの差し入れをし、彼の後押しをする。
そしてその後、物語の舞台は夢島編に突入する…が、残念ながら綾音はそれ以降一切登場しなくなる。
しかも、その寿也に差し入れした、綾音の手作りであろうクッキーは、夢島の指導者・乾によって、没収としてあろうことか踏みつけられてしまう。
…食べ物を粗末にするんじゃない。(アニメではこの一連の作業自体が丸々カットされており、綾音の差し入れも無かったことになっている。)
原作者である満田拓也は、綾音について「大人しい性格ゆえに機能しなかったキャラクター」と述べている。
中学生編で退場してしまった為、無論、寿也との関係は進展することはなかった。
続編の『MAJOR2nd』では、寿也は坂口(さかぐち)という女性と結婚し、彼女との間に、息子「佐藤光」が誕生し、当作の主人公で吾郎と薫の息子・茂野大吾の野球のバッテリーを組んでいる…が、坂口は口から上がモヤがかかってて見えないモブキャラクターである上に、寿也とは物語の当初から既に離婚している。
もし、綾音が寿也にとってのヒロインとして機能していたら…寿也と両思いになり結婚し、佐藤光の母親が綾音…なんてこともあり得たのかもしれない…。
アニメでは、川瀬涼子同様にアニメスタッフがこの彼女の扱いに流石に不備に思ったのか、中学生編以降もアニメオリジナルストーリー展開で登場している。
アニメでは上記の通り、彼女の出番が大幅に増えており、第2シリーズ初期EDでは清水薫とダブルヒロインのように扱われた演出がなされていたり、作中で吾郎に三船東中学校を尋ねられ、間違えて三船西中学校を案内してしまったりしている(原作では山根の役割り)。
第3シリーズ(聖秀学院編)では、聖秀学院に進学。清水大河のクラスメイトかつ聖秀野球部のマネージャーとなる。
髪型も、三つ編みからストレートのロングヘアーにイメージチェンジ。入部当初からマネージャーとしてスコアブックを付けられるほどに成長している。
性格も、引っ込み思案で恥ずかしがり屋だった中学生時代から一変し活発になり、少々気が強く世話焼きな性格(大河曰く、「お節介」)になっている。
高速スライダーの使い手である香取に対抗する吾郎達のために、川瀬涼子に頼み、スライダー対策の特訓に付き合ってもらった(原作では大河が吾郎相手に投げ切っている)。
当初は寿也への想いは相変わらずだったが、彼の聖秀への態度に少し落ち込み、野球部が頑張っているのを見て寿也へライバル心を持つようになる。
また、吾郎のことは、寿也のライバルということも拍車にかけ「野蛮な人」と評価していたが、聖秀野球部の同じ野球部員になってからは、次第にそのイメージは払拭されていった。
第4シリーズ(マイナーリーグ編)では、聖秀野球部のマネージャーを続けており、野球部のキャプテンとなった大河を支えている。この回では、サンバイザーにポニーテールという、原作では見られないヘアアレンジを見ることが出来る。
第5シリーズ(W杯編)の最終話では、大河と共に現役聖秀野球部員として、三船リトル・三船東中・聖秀学院OBの交互チームの交流試合を、中村美保と応援していた。
第6シリーズ(メジャーリーグ編)でも、聖秀野球部のマネージャーを続けており、高校最後の大会となる試合をベンチで応援する様子が見られ、これがアニメでの彼女の最後の出番となった。
その後の吾郎のメジャーでの活躍や、退団して薫と夫婦になり、泉と大吾の父親となった吾郎を描いたOVAの『メジャー ワールドシリーズ 夢の舞台へ』や『メジャー メッセージ』には登場しない。
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個人的に言えば参加をしてしまった時点で、知りませんでしたは言い訳になりませんし免罪符にはならないと言う事である。 社会に出るとそう言うのは見苦しい言い訳に聞こえてしまう場合がある。 何かを行動すると言うのはそれなりの責任はある事が言いたいわけである。2,306文字pixiv小説作品