概要
直接の軍事力、すなわち戦争などの実力行使により直接的に行われる侵略とされる「直接侵略」の対義語であり、国家間だけではなく各種組織や団体の闘争の中でも用いられることがあるが、この手法は以下の方法で行われる。
- 情報戦やプロパガンダ戦争と呼ばれる行為、すなわち宣伝等により相手および自らの印象操作を行う
- 当事国との貿易条件の変更、第三国との各種条約や協定、あるいは経済制裁等により相手国経済などに対し悪影響を与える
- 当事者の敵対組織などを支援、紛争を誘発させる
- 当事者の内部団体、例えば軍部中枢や反主流派を内通させクーデターを起こさせ傀儡化する
これらの行為は単独で行われる場合もあれば、直接侵略などと組み合わせて使用されることもある。
活動主体
国家間においてはこの行為は諜報機関等が工作員等を用いて行う場合が多く、これは「どこがこの行為を行っているか」を秘匿する必要があるためであるが、経済戦に関しては秘匿が困難であるため当事者自体が行う必要があり、これに含まれない場合がある。
利点
利点としては以下の通り。
問題点
この侵略行為にも当然問題が複数存在する。
- これらの行為が発覚した場合他者からの信頼が失われることが多い
- さらに発覚した場合戦争の引き金ともなりやすい
- 経済戦の場合自らもダメージが大きい場合が存在する
- 支援した敵対組織や内通者がコントロール不可能となりもっと悪い結果を生む
関連タグ
MOTHER3…主人公の住む村において、間接的な侵略が行われている。
絶対可憐チルドレン…単行本のおまけ漫画内で「ドンパチなど古い、経済的・文化的に支配すれば充分(要約」という台詞が登場