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概要編集

天罡星三十六星の天剣星の生まれ変わりで、序列第二十七位の好漢。


あだ名は「立地太歳(りっちたいさい)」。立地は即座にの意、太歳は災いを起こす架空の凶星の名で、彼にちょっかいを出すと大変なことになるのでこう呼ばれた。


済州石碣村で漁師を生業とする阮三兄弟の長男で、阮小五阮小七の兄。

胸板は厚く筋骨隆々とした偉丈夫で、兄弟共に荒くれ者だが、弟達と比べれば長男らしく節度を重んじ、なにかと暴走しがちな弟達の制止役を務めている。兄弟の中で唯一、妻子持ち。


来歴編集

梁山泊にほど近い石碣村で弟達と共に漁で生計を立てていたが、厳しい税の取立てや梁山泊の山賊のせいで暮らしは厳しく、闇商売に手を出すなどゴロツキのような生活をしていた。


そこに、北京大名府の留守司・梁世傑が、舅であり宰相の蔡京に贈ろうとしている十万貫の誕生日祝い(生辰綱)を強奪する計画を企てていた東渓村の庄屋・晁蓋の誘いに三兄弟とも乗って、見事生辰綱を強奪することに成功。だが、すぐに自分達の犯行とバレると、呉用の提案で梁山泊へ逃げることを決める。阮小二は家族や母親を船に乗せて先に出発させ、漁師仲間も引き連れて船に分乗して梁山泊を目指した。追手の役人達が舟を使って追いかけて来ると、三兄弟はそれぞれ舟を操って深追いさせ、そこに火計で混乱させたところをせん滅して返り討ちにした。


梁山泊へ逃げ込んだ後、晁蓋に首領の座を奪われることを恐れた王倫が晁蓋達を追い返そうとするが、それに激怒した林冲が王倫を殺したため、晁蓋が新たな首領となり、阮小二らも頭領に名を連ねた。


入山後、再度追って来た討伐隊を漁師の経験と梁山泊の地形を利用した水上戦で翻弄、全滅させた。

阮小二達は李俊張横らとともに水軍の要となり、水上戦で大いに活躍することとなる。


余談編集

横山光輝が描いた『水滸伝』に登場する阮小二及び阮三兄弟が特に有名。


似たもの兄弟

※真ん中が小二、右が小五、左が小七。


ジャイアントロボ 地球が静止する日』でも登場。太鼓を鳴らし、共鳴させる能力で強大な気を発することができる。

ちなみに、三兄弟とも名前の「小」が「」に変更されている。


関連タグ編集

水滸伝 梁山泊

阮小五 阮小七

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