集英社国語辞典とは?
国語辞典+漢字字典+百科事典の3つの要素が一冊になっている。それどころか、アクセントも表示されていたり、英語略語集も収録されていたりする。この一冊で日本語のすべてを知ることができるのではないかという、まさに小型辞書界の『広辞苑』といった存在であろう。しかも『大型辞典と比べても遜色のない用例の豊富さ』とうたっている。関西方言の用法もフォローしたり、助詞や助動詞の解説が詳しく、用例に唱歌を用いたりもしている。専門語については、文学・歴史・政治・経済・物理など55分野の専門家が校閲しているそうだ。
ただ、英語略語集は、収録されている語の説明が単なる言い換えに過ぎず、説明になっていないのが不満である(例、iPS細胞)。異字同訓の解説もあまり詳しくないのが惜しいところ(「はかる・つくる」など)。
書籍情報〔第三版〕
項目数
95,000語〔第二版より1,000語追加〕
- 類書の中で最多の語数を擁する。
編者
森岡健二・徳川宗賢・川端善明・中村明・星野晃一
発行日
- 1993年02月25日
- 2000年09月18日
ページ・価格〔税抜き〕
2,160ページ
- B6判 3,000円
その他
第二版では、横組み版も発行されていた。