あらゆる死の集まる霊墓の地には
死した竜もまた、流れ着く
そして幾匹かは、その生来の強さ故に
死してなお死にきれずにいる
概要
『エルデンリング』DLCに登場するボス。
墓地平原、青海岸、影のアルターで出現する。
DLCで追加された竜系フィールドボスの一体。
ボロボロのドラゴンゾンビといえばケイリッドに腐りゆくエグズキスがいたが、こちらはドラゴンゴーストとでも言うべき存在。ほぼ骨の肉体にボロボロの布切れを纏うように皮膚が残ったような姿をしている。なんでも飛竜は生命力の高い生物のため、たとえ死んだとしても「死にきれなかった」ためにこの個体になったのだという。それを証明するように撃破することで死んで無くなってもおかしくないはずの「竜の心臓」が手に入る。
所謂黄金律の敵である「死に生きる者」であるため、影のアルターの個体はメスメル兵と黒騎士たち、調香師を含めた大軍勢とバトルをしているが、褪せ人なら秒殺できそうな軍隊を相手してもその体力が7割以上残る圧勝を見せる。メスメル軍にとっても非常に厄介な化け物であることがよくわかる。
強さ
全てにおいてこれまでの飛竜とは別物となっている。
まず近接攻撃であるが、追加モーションがいくつもある。飛竜は「踏み潰し」「竜爪」「竜咬」方向転換時の「尻尾薙ぎ払い」くらいのものだったが、そのうち竜爪の攻撃が非常に速くなっている。距離を詰める際の走り込み攻撃も追加されており、まるで別ゲーの原始的な飛竜種を思わせる暴力的な攻撃が増えている。
更に霊炎付きの攻撃もあり、エグズキスやボレアリスのように踏みつけた場所に霊炎を発生させる他、攻撃を溜め込み自分の周辺に散布する攻撃も持っている。
霊炎の攻撃は影樹の断片を集めて加護をちゃんと集めていなければ体力50孤牢一式でもワンパン。飛竜詰め合わせセットのような攻撃モーションで、まともに戦うと膨大なHPもあって非常に苦労する。
が、霊炎竜は「死に生きる者」である。つまりはティビアの呼び舟や死儀礼の鳥とおんなじである。
…察しの良い褪せ人はこれで気付いただろう。『聖律』系攻撃に非常に弱いのである。
そのため、聖属性の壺をぶつけたり、死儀礼と同様「分かたれぬ双児の剣」などの戦技をポンポンぶつければアッサリ倒せる。
飛竜の中ではかなり隙の少ないボスであるが、そのわずかな隙をかいくぐって相性の良い武器を担いで戦技をぶつけていけばちゃんと倒せるだろう。