「霹靂劫之末世錄」とは、 霹靂布袋戲で素還真が登場するシリーズの第34作目である。
2004年7月開始で、全24集。
作品解説
概要
暗黒の力「邪兵衛(シャーペンエー)」を巡る嗜血者と仏教勢力との衝突に、西佛國に土地を貸している北辰皇朝(北嵎皇城)の内部事情や、中原人士の人間関係等がからみ、物語が展開する。他シリーズよりはわかりやすい「聖邪の対決」が見られる。
次シリーズの冒頭、佛劍分說が時空を渡った本来の理由が明らかになる。
主な登場人物
中原一の賢人。前々シリーズで死亡している。
大剣を背負った隠者。正道の中心になって嗜血者と戦う一方、私事に翻弄される。
帯剣を許されている特殊な僧侶。嗜血者に対抗する手がかりを求めて西佛國を訪ねる。
道教の伝説的な剣客。嗜血者を巡る友人らのトラブルに巻き込まれる。
儒門天下の龍首と呼ばれる人物。ある過去により傲笑紅塵に命を狙われるようになる。
- 梵剎伽藍
西佛國の「活佛」である少年。嗜血者の「王子」と言うべき邪之子を善導しようとする。
- 淨琉璃
定禪天の仏僧。梵剎伽藍に協力し密かに活動している。
- 西蒙
嗜血者たちが集う闍城の城主。圧倒的な力を持つ黒衣の美青年。
- 邪之子
西蒙の作り出した強力な魔で、息子。「邪兵衛」を取り込んで武林を制圧しようとする。
- 茶理王
西蒙と対立する嗜血者の教主。嗜血者としての力を取り戻し、西蒙を倒そうとする。
- 四分之三
黒髪黒衣の驅魔人。茶理王の息子に当たる。
- 蘇安
ビリヤードバーの女店主。四分之三の恋人だったが、やむをえず嗜血者になる。
- 魔龍祭天
野心家の意識能力者。各派に潜入し権力を握ろうとする。
- 杜一葦
変わった風采の饅頭売り。魔龍祭天から身を隠すため変装し、身分を偽って弄三平を見張る。
- 弄三平
布袋戯屋台の主人。彼の布袋戯は、武林の裏事情をそのまま伝えているように見える。
- 青蚵嫂
杜一葦の押しかけ妻。善良で夫思いだが、怪力。
- 君楓白
- 北辰元凰
北辰皇朝の皇太子。出自が疑われている。
- 北辰胤
北辰元凰の父方の叔父。冷静で理知的な政治家然とした人物。
- 長孫太后
北辰元凰の母。若々しく堂々としている。
- 長孫祐達
北辰元凰の母方の叔父。天真爛漫なお坊ちゃま。
- 楚華容
元凰、祐達らの友人である男装の麗人。正義感が強く友人思い。
- 玉階飛
北辰元凰の師。元凰を立派な皇帝にしようと尽力する。
- 地理司
北辰王朝の龍脈を守る奇面の老人。
- 狄
梵剎伽藍の護衛を務めていた剣士。過去の清算のため、北嵎皇城の剣闘士になる。
- 震天蒼璧
北嵎最強の剣闘士。祐達がひいきにしている。
- 鐵十三
大酒飲みの女鍛冶。北嵎皇城の劍祭で首席に選ばれるほどの腕前。
- 煉邪師
北嵎に住む鞘作りの名人。
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