おどろおどろしいネタバレ注意。
概要
2010年10月01日にニコニコ動画へ投稿された、小雨大豆と酔狂倶楽部制作【酔狂文庫:秋の怪談_酔狂都市伝説】のショート動画『駅の怪談』と、あるショート動画内で語られた怪談話『不思議な怪物』。
その世にも恐ろしい怪談話とは…。
駅の怪談
駅を巡回する男は一人の迷子の少女を見つけた。
少女は目に涙を浮かべ、色あせたピンク色の毛布に身を包み、よろよろとおぼつかない足取りで駅中(えきなか)をさまよっていた。
どうも…様子がおかしかった。
男は少女に近づき「母親はどこにいるのか」と訪ねると、少女は何も答えなかった。正確には答えなかったのではなく、答える事が出来なかったのだ。決して少女は口をきけなかったわけではなく、耳が聞こえないわけではなく、さりとて外国人には見えなかった。それなのに少女は一言も話そうとしない。
それもそのはずである。なぜなら少女は言葉というものを知らなかったのだ。
「母親はどこなのか」「君はどこから来たのか」を男は身振り手振りで必死に語りかけると、何とか少女は意味を理解し、その小さな手で一つの場所を指差した。
それは、
一つの……" 古ぼけた…コインロッカー "…だった。
不思議な怪物
それはモノを食べる不思議な怪物のお話。
それは恐ろしい怪物…
その名も……”神隠しのコインロッカー”
因みに数年前、この怪現象があった時期に身元不明の誘拐児童がコインロッカーで育てられた謎の少女として世間を賑わせた事件があったが…。
関連タグ
この怪談を聞いていた