曖昧さ回避
- 小雨大豆と酔狂倶楽部制作【酔狂文庫】のショート動画に登場する【ビックフット】の事。
- 自動車の部品・用品で「アルミホイールとタイヤ」の中古品販売・買取を行う専門店【BIG FOOT(ビック・フット)】の事
- バスカッシュ!に登場する競技メカと似た名称の事
- 現実にいるかもしれない雪男(ビッグフット)と似た名称の事
本項では1.について解説する。
概要
2010年03月30日にニコニコ動画へ投稿された、小雨大豆と酔狂倶楽部制作【酔狂文庫:【ショートショート】ビックフット】内のショート動画に登場する生物(UMA)であり「僕」とビックフットの物語。
登場する一人と一匹
「僕」
なぜか雪山に一人でいた子ども。オレンジ色のフード付き防寒着を着て、赤いマフラーを着けている。
ビックフット
雪山にいると噂される雪男の事。それは目撃した人がほとんどいない幻の生き物(UMA)。その足跡の大きさから"ビックフット"と呼ばれている。
※記事内の画像はイメージです。
ビックフット
信じられないニュースニュースが入って参りました。
ロイター通信によりますと、昨日未明。カナダ ロッキー山脈…
「僕」は何と出会ったの?
あの…
ビックフットだった。
あれは「僕」が日本からお父さんとお母さんと一緒にカナダへ旅行に行った時の事です。
偶然雪山で「僕」が見つけたのが、あのビックフットでした。初めて遭遇したこの白いUMAに「僕」は『んがぁ』って感じで威嚇してやりました。そうしたらビックフットは、自分よりも体が小さい「僕」に驚いていました。
その後ビックフットは遠くの方からこっちを見ていました。この時あいつは木の幹に大きな体が隠れきれてない格好で「僕」の様子を窺っているようでした。
その間「僕」が雪だるまを作ってみせると、ビックフットは「僕」の傍まで近寄ってきて、非常に気に入った様でした。
それで「僕」はこのビックフットと友達になり、しばらく生活を共にする事にしました。
ビックフットって、どんな姿だったの?
その姿は白い毛皮に覆われてて、体は丸く「僕」よりも大きな体で顔も大きかったです。顔の辺りは毛がなく肌色で、まん丸の目に歯並びの悪い大きな口がありました。あと人のような手足があって、手の辺りは毛がなく肌色で、人間のような指がある小(ちい)ちゃな手でした。
ビックフットの話はお爺ちゃんから聞いていました。雪山にいる雪男で、目撃した人がほとんどいない幻の生き物。その足跡の大きさから"ビックフット"と呼ばれているらしいのですが…
本物のビックフットの足は以外に小(ちい)ちゃかったです。
実際に「僕」はあいつの足裏を見て確認しました。
あとビックフットの毛は非常に柔らかくて、その巨体の殆どをその暖(あった)かい毛で覆っていました。
実際に「僕」はビックフットのお尻辺りから頭を突っ込んで確認しました。毛の中を進んでいくと、あいつの頭に飛び出したので間違いありません。
夜はビックフットと寒い雪山で、どうやって過ごしたの?
眠る前にビックフットはダンスをします。
ピョンピョンと飛び始めたかと思うと、ゴロゴロと転がり始め、またピョンピョンとジャンプを繰り返しました。
たまらず「僕」もつられて、ビックフットの様にその場でジャンプしちゃいました。
このダンスにより雪には大きな穴が空き、それがビックフットのベッドになっていました。あいつの体がこの穴にすっぽり収まって、その寝顔は安息の眠りにつくかのように穏やかでした。
夜の雪山で「僕」はビックフットと一緒にそのベッドで、あいつに抱かれる様に横になりました。
このベッドから見る夜空は、日本で見たどの夜空よりも綺麗なもので…
「僕」はその時一人でいる事がとても悲しかったけど、ビックフットのおかげで寂しくはありませんで。この時の「おかげ」というのは、丁度「僕」の顔の辺りにビックフットの手があって、思わずあいつの指を噛んでしまった事です。
他にもビックフットととの生活は、とても楽しい毎日でした。
ビックフットと、どうやって雪山で生活していたの?
雪山ではいろんな遊びをしました。
それはー
ビックフットと一緒にそり遊び。そりは近くに落ちてた大きな塊を使いました。雪山の斜面を滑る時はビックフットにその塊を支えてもらって、「僕」はあいつの頭の上に乗って滑りました。「僕」は落ちない様にビックフットの頭を力を入れて掴んでいたから、きっとあいつの顔面は引っ張られて面白い顔になってたと思います。
ビックフットと一緒に木登り。木の天辺まで登っておもいっきり叫びました。
ビックフットと一緒に雪だるま作り。「僕」がビックフットに雪だるまの作り方を教えてあげました。だけどあいつが作る雪だるまは、雪を山の様に積み上げた変な形でした。
雪山で、何を食べてたの?
そうそう。ビックフットがあの雪山の中で何を食べているか知っているでしょうか?
それはこのビックフットのいる山に棲み、ビックフットが「モフィモフィ」と呼ぶ生き物です。
これを見つけるには、雪から突き出た長いウサギ耳のようなものを探します。色は生肉のようなピンク色をしています。ビックフットはその耳を見つけると、むんずと掴んで引っ張りあげました。すると……妖怪の様な可笑しな顔に、ビックフット並に巨大でミミズみたいな体をした生き物「モフィモフィ」の姿を確認できるのです。
「僕」はビックフットと一緒にモヒィモヒィを食べたのですが…
味はとっても円(まろ)やかで、モチモチしてすごく美味しかった。
ビックフットとは、最後どうしたの?
そんな「僕」とビックフット。
一人と一匹の細やかな生活にも、突然に終わりがやって来ました。
お別れの日。
ビックフットとは言葉は通じなかったけど、その日が「僕」といられる最後の日なのだという事は、あいつにもハッキリと分かったようでした。
「僕」は異国の雪山の中、独りぼっちでとっても悲しかったけど、ビックフットととの生活だけは、とっても楽しい思い出になりました。
ビックフットがいなければ、きっと今の「僕」はなかったと思います。
「僕」はビックフットと別れる時、自分が持っていた赤いマフラーをあいつにあげました。
ビックフットは何て事のない、大きくて、毛むくじゃらで、足の小さな、
「僕」の友達です。
余談
19:54~
🎥【自主制作ラジオ】酔狂倶楽部ラジオ第37回 漫画の作り方 - YouTube
19:58~
↑ビックフットと「僕」
🎥【自主制作ラジオアニメ】 まったりここに極まれり。 - ニコニコ動画
22:14~
🎥【自主制作ラジオ】酔狂倶楽部ラジオ第38回 まったりここに極まれり。 - YouTube
22:13~
↑ビックフットと…!?
- 「僕」はモヒィモヒィをもう一度食べてみたいと思ったのですが、動物園は勿論、どの図鑑にも載っていないので、「僕」はあれからいまだモフィモフィを食べる事が出来ていません。だけどある幻想的な場所を舞台にした動画では、お姉ちゃん達が海辺で似たような生き物を食べてる場面があるよ。
0:29~ \キエ~/
- それとそれと、小雨大豆先生と酔狂倶楽部の皆さんが自主制作した震災応援ラジオの最後にも、他のお姉ちゃんやお兄ちゃん達と一緒に、「僕」とビックフットがいるんだよ。
関連タグ
こうしてカナダの雪山にて大発見のニュースが生まれる事となった。