声優:菅生隆之
概要
ガンちゃんの父親で高田玩具店の店長。
ヤッターメカの基礎設計理論を構築した博士でもある。
名前の由来は第1作目のメインスポンサーのタカトクトイスからと思われる。
第一作のアニメシリーズでは主にドロンボーのインチキ商売に被害に遭うカモ。
2008年のテレビアニメ版には、ほとんど登場しなかったが、劇場版にて満を持しての登場を果たした。息子がヤッターマンをやっている事を知っている。
実は技術顧問としてトイトイ王国に招聘されており、アニメ本編に登場しなかったのはそのため。
それ以前から多くの発展途上国を歴訪し、各国の技術水準を上げるための指導者として世界を回っており、その地道な活動で各国の人々(特に子どもたちの未来)を助け守り救っている掛け値無しの偉人である旨がうかがえる。しかし、その活動のためにガンちゃんは幼くして隣家である上成家(アイちゃんの家)に預けられており、いわば人を助け感謝される事に陶酔して家族の現実に目を背けた上で、そのために我が子に犠牲を強いている親という側面を持っている。
トイトイ王国のパ・ズール大臣により「王と国を守るための究極のメカを作って欲しい」と請われてヤッターワンをベースにアップデートした護衛メカヤッターゼロを作っていた。
しかし建造最中にパ・ズールの「悪の本性」に気づき、ヤッターゼロの開発を放棄。そしてゼロの開発放棄を理由に反逆罪と不敬罪に問われて牢にブチ込まれる。
一方、ゼロはパ・ズールがボヤッキーを唆す形で完成させられ、王国の外れにあるスクラップゾーンでパ・ズールが嗾けたゼロがヤッターワンを集中攻撃で破壊、機能停止となる事態を招いた。
のち、ヤッターマンに救出されるが、もともとガンちゃんに対しては育児放棄も同然であった上で、自身の世界歴訪による人助けの経験による自負からヤッターマンの活動を「うわべだけを取り繕っている」と決めつけており「まだそんなくだらない事をしているのか」「悪を懲らしめ退ける事は本当の問題の解決にはならない」「そんな活動では人を救う事はできない」と父親ヅラで(ヤッターマンを否定するような)罵倒同然の説教をかましたため、そのガンちゃん(ヤッターマン1号)から「自分(ガンちゃん)を育ててくれたのは上成のおじさんおばさん(アイちゃんのご両親)とヤッターワンたちヤッターメカであって、あんたじゃない(あんたなんか父親じゃない)」と反発された。
騒動の最中、自ら開発を放棄していた「ヤッターゼロ」にも実は「正義のメモリー」が精製されていた事を知り、今更ながらにゼロもまたヤッターメカである事実を悟るとともに、兄弟とも言えるワンとゼロを戦わせてしまった事を「自分が気に食わないからと責任を放棄してしまった結果、騒動を酷くしてしまった。きちんとゼロを作ってやっていれば、ゼロと共にパ・ズールを相手どり持ちこたえて、ワンと協力させ騒動を収めることができたのに」と深く後悔し、ゼロに対して「許してくれ」と泣きながら詫びの言葉を吐露。ガンちゃんに対しても自らの心得違いを反省し改める事を誓い、和解に至った。
騒動終結後は自らの贖罪とけじめのため、トイトイ王国に残って騒動からの復興事業を指揮する事を選ぼうとするが、ガンちゃんから「自分に店番ばかりやらせないでほしい」と一喝されてしまったため、代わりに自ら製作したヤッターコング・ココングに復興事業を託し、ガンちゃんらと共に帰路に着くことになる。
ちなみに妻であり、ガンちゃんの母のひとみ(CV:山下亜矢香)は徳兵衛についていく形で一緒にトイトイ王国へ赴いていたが、一人豪華エステに行っていたため、今回の騒動については全く知らなかった。