概要
1590(天正18)年に徳川家康が、江戸に入部した際に同行していたエルフ、エルダリエ・イルマ・ファノメネルを祀るために創建したのが始まり。
以来小金井家の当主が宮司を、その長女が16歳になってからはエルダこと高耳毘売命の巫女として仕えるようになった。
令和の現在は東京都中央区月島に所在しているが、これまでに3回遷宮しており、月島の前は佃に所在していた。
不老不死のエルダにあやかって、病気平癒・身体健康などの恩恵をもたらすとされている。
神紋(社紋)は困り眉のエルダと思しき抽象化されたエルフの顔が中央に大きく描かれ、耳が円から飛び出した「丸にエルフ」という独特のもの。
これでも桐紋の一種である。
作中では他のエルフを御神体とする神社でも、似た紋章が用いられている。
主な神事
- 巫女継承の儀
小金井家の娘が巫女になって初めて迎える冬至の夜に、高耳毘売命と共に月島を一周して氏子にお披露目する儀式。ただしエルダが極度の人見知りのため、氏子は家に引きこもって外に出ない決まりになっている(警察官など一部例外もある)。
江戸時代に夜鳴きそばを食べたがったエルダに困った初代巫女が、「夜中にエルダにそばを食べさせる」ことを巫女の就任試験として行ったのが始まり(現在はラーメンに変わっている)。
- 富士遙拝の儀
50年に一度、「江戸で一番高い場所」から夜明けの富士山を臨み、厄除けを祈願する儀式。
過去には江戸城天守閣や凌雲閣、東京タワーなどで行われ、一番直近では東京スカイツリーの天望回廊で行なった。
- 弓耳祭
海の平安を願う祭。
目玉行事は漁りの豊凶を占う「御弓神事」で、隅田川の船上から宮司が高耳毘売命が持つ的に破魔矢を射る儀式。長く巫女不在だったため略式(高耳毘売命が神輿に入って月島を一周する)だったが、15代目の巫女が就任したことで復活した。