概要
福袋の中で、明らかに売れ残り、店側の在庫処分とわかるような商品や、値段的に得にならないものばかり入っているようなひどいものに対する評価(時に蔑称)。
「鬱になりそうな福袋」の略である。
中身の構成や店の対応によってはより直球に「ゴミ袋」と称されることもある。
- ありがちな「鬱袋」
- 「誰が使う(着る)の?」と思わず疑念を抱かざるを得ないほど、時代遅れ、変わっている、ダサいデザインのものばかり入っている(衣類や小物に多い)
- 同じくぱっと見で使い道がよくわからない、(季節商品や他の商品のおまけ、拡張パーツなど)使途が限定的すぎる、古すぎる型落ち品など、使い勝手の悪いものが多い
- 極端なサイズ(SSや3Lなど)の衣類しか入っていない
- 同じ商品が重複して入っている(たまに色違いやサイズ違いですらない完全に同じものが大量に入っていることがある)
- 単品での店頭販売価格と比較して、袋の内容物が購入金額より大幅に下回る価値しかない
- 汚損や欠品など明らかに状態の悪いものや、開封済み、(服の場合)試着でくたびれているなど中古品らしきものが入っている(古本屋や中古ゲーム屋など、そもそも古物商が売っている福袋は例外)
福袋は基本的に返品がきかない上、中身が開けるまでわからないことも多く一種のギャンブルとなっており、「当たり」をつかむか「ハズレ」に終わるかは店によるとしか言えない。
買った側にすれば笑いのタネにするか泣き寝入りするしか無いのだが、中には詐欺スレスレの本当に酷いものもある(「○○円分入っている」と紹介しておきながら店頭販売価格を考えると明らかに高すぎるものや、「複数種類当たる」としておきながらほぼ同じ商品が重複しているものなど)。実際に、高価な福袋の中身が、別の業者が売っている安価な福袋と全く同じであることに気がついた購入者が、高価な方の販売元にクレームを入れた結果、謝罪の上返品を受け付けるようになった、という事例がある。→参考
ただし、一部では開き直って最初から『鬱袋』と銘打った商品を売り出すケースもある(有名どころだとサンコーレアモノショップなど)。
この場合、売れ残り品や使い勝手に困る物、型落ち品などが多いのはさておき、ネタとして笑える範疇に収まっている程度の「しょっぱい」クオリティに留まっていることが大半である。