概要
『世界忍者戦ジライヤ』で登場した悪の首領。
その名の通り鬼の仮面を被った妖魔一族頭領であり、かつては山地哲山と同じ戸隠流の忍者だったが、私利私欲に取りつかれて秘宝パコの在処が記されたボードの半分を奪い、哲山の前から姿を消して現在に至る。
妖魔一族の長に相応しく冷酷な性格であるが約束を守る律儀な一面があり、一人娘の紅牙に対しては父親らしい愛情を見せていた。
かつて一緒に暮らしたことのある元愛人のクモ御前は唯一頭が上がらない存在。
若き日には哲山の亡妻・早苗に対し思いを寄せていたが、哲山の息子・学が赤ん坊の頃に哲山とのボード争奪戦に巻き込む形で死に追いやってしまった。
悪の首領ながら前線で指揮を執る事が多く、クモ御前との再会後は腕から強力な光線を放つなど本来の力を発揮していった。
仮面の下の素顔は一切不明。仮面の下から哲山の顔を覗かせ闘破を翻弄したこともあった。
最終回では、地球侵略の為に暗黒星から送り込まれたエネルギー生命体であった秘宝パコが暗黒星による地球侵略を避ける為に宇宙へ去り、毒斎の野望は潰えた。
紅牙と側近の烈牙に見限られた毒斎は、唯一人残ったクモ御前と共に恨み重なる山地親子との決戦に臨む。闘破との戦いの最中に仮面の下には人間の顔はなく、正体不明の異空間が広がっている事が判明。
最期は闘破の胴斬りで致命傷を負って死亡。クモ御前は哲山に倒され、妖魔一族は壊滅した。