俺は俺の責務を全うする!!
このオワコンアニメにどんな手を使っても客を呼ぶ!!
──────『銀魂』原作者・空知英秋の発言より抜粋
概要
『鬼魂の刃』とは、2021年1月8日公開の『銀魂_THE_FINAL』の入場者特典カードである。鬼滅の刃のキャラクターを銀魂の原作者、空知英秋氏が描き下ろしている。……どうしてこうなった。
こんな事をやらかした為か、公開から連続12週首位の鬼滅の刃を初めて抑え、週間興行収入ランキング1位を奪取しさらに話題を呼んだ。これについて空知氏は、
「あの史上最低の便乗商法も、鬼を倒すために鬼の角から鬼殺しの刃を作ったという、カッコよさげな言い方をしてくれると幸いです」
と述べ、さらに今まで迷惑をかけた関係各所にも詫びを入れている。
ファンからの反応
そもそも鬼滅の刃の社会現象化は銀魂の連載終了後に起こった事であり、『銀魂_THE_FINAL』公開を告知された時からこれまでの経験上、絶対いじってくるだろうと往年の銀魂ファンの間では早々に予想されていた。
銀魂と鬼滅には声優被りという絶好のネタがあり、以前からイベント等でいじっていた。公開前の作者コメントで
「ここだけの話、あっちの中核メンバー【柱】の中にこっちのスパイ潜り込ませてるから!俺の合図ひとつで鬼滅の声優たちの台本にウンコしてくる手筈はもう整ってるんだよ!」
と空知氏特有のギャグセンスで溢れ返った文章で鬼滅を意識していることを明かしていた。
また、裏切り者として鈴村健一氏と日野聡氏を「どんぶり一杯いく!!」と糾弾し、心を開かない事を理由に石田彰氏には恩赦を与えた。
「僕のは全部冗談すけどねー テヘッ♪」
そんな中、予告編がYouTube上で公開された際に、なんの臆面もなく入場特典として空知英秋氏書き下ろしの鬼滅の刃イラストがついてくると、便乗商法丸出しの予告を打ち出した。
livedoorニュースでファンの反応もついでに記載しているが、
「これは銀魂にしか出来ない芸当」「ある意味さすがだ。すげー流行りに乗っかってくるな(笑)」「最後の最後まで面白い作者だなーってある意味感心した。徹頭徹尾ブレてないw」「銀魂にしか許されん便乗商法で草」
…とネットを賑わせているようである。
ラインナップ
ラインナップは鬼滅の刃の主人公、竈門炭治郎と「柱」9名の全10種類。
いつもの『銀魂』のパロネタ絵かと思いきや、基本的に各キャラは極めて元ネタに忠実なデザインと精密なタッチで描かれており、言われなければ空知氏の作品とはわからないような至って真面目なシリーズとなっている。約1名を除いては。
その約1名こと岩柱の悲鳴嶼行冥だけ、本物とは似ても似つかない、というか銀さんにしか見えない突き抜けたイラストとなっている。また、羽織には念仏ではなく某猿の名前が書かれている。おいおい……
両キャラ共に杉田智和氏が声を担当しており、中の人ネタと思われる。
まさかこんな形でスパイ活動を実行するとは……ちなみにファンからはアタリ扱いされている。
余談
鬼滅の刃の作者である吾峠呼世晴氏は、かつてジャンプの巻末コメントにて漫画の投稿を始めたきっかけが銀魂であることを明かしている。ついでに、空知ゴリラ原作者は銀魂を描くきっかけはるろうに剣心だと言っていた。
山寺宏一氏は鬼滅の刃にも出たかったという欲をパンフレットにて暴露している。
製作時点でそう思っていたのか今にしてそう思うのかは不明だったがその後、刀鍛冶の里編において念願の出演を果たした。