概要
ほとんど人間と同じ身体のつくりをしており、四肢の鱗やヒレなどの水棲生物のような身体的特徴を有するが、真の姿を解放すると下半身が海蛇のような姿となる。
日傘を武器にしており、鋭い槍として相手に突き立てたり、突風を発生させて遠距離から攻撃する。
また、傷を腐らせる能力を有しており、彼女が戦地に居る状態で傷を負うとより大きなダメージを受けるようになる。
魔神ウェパル降臨
2016年6月23日(木)より初開催。
構成するエネミーが全て魚人、水棲で占められているマップになっており、セーラーやパイレーツなどの特効持ちが有効。
ウェパルが存在する限りユニットの被ダメージが倍加し、特に槍投げマーマンや黄色大型魚人の遠距離攻撃が致命傷になりかねないため、ユニット配置順はしっかり把握しておくこと。
シエナやリスティスなどの自傷スキル持ちの編成は厳禁、特にリェプルの覚醒スキルを使った暁には目も当てられない事になる。
Lv.5からウェパルの第二携帯が解禁。
突風による3体遠距離攻撃を放ってくるため、それを見越してユニットを配置していく必要がある。
Lv.16からはセイレーンが参戦。
彼女の攻撃は画面全体にまで及び、それがダメージ倍加と加わるととてつもない被害を生み出す。
その場から動かず倒さなくてもクリア扱いになるが、後々の被害を考えると必然的に倒さなければならない。
かなり離れた場所に陣取っているため、長射程のユニットが必要になってくる。
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魔神最終決戦 ウェパル&グラシャラボラス
2023年11月1日に開催された『魔神最終決戦 ウェパル&グラシャラボラス』にて、魔神グラシャラボラスと共に登場。
魔界辺境、パヤモが領主を勤める乾燥地帯にて、突如謎の湖が発生したのが始まり。
湖は『海』と呼べる程に水域を拡大させ、一帯を水没せんと勢いを増していく一方であった。
『危険海域』と呼ばれたそこを、白の帝国の飛空船が調査を進めていたところ、何者かに撃墜されてしまう。
しかし、飛空船は不時着に成功したところ、乗組員全員は通りかかった船に拾われ、事なきを得た。
その船を駆っていたのは、千年戦争の頃に英雄王に雇われ、英傑のひとりとして数えられた伝説の船乗り、海賊王イヴリールだった。
彼女曰く、飛空船を撃墜したのはウェパルとグラシャラボラスの二体の魔神。
グラシャラボラスがウェパルを守護するように、危険海域を陣取っており、このまま野放しにするといずれ魔界全土が海に沈んでしまうとのこと。
それを阻止するべく――――もとい、イヴリールの海図製作の障害排除のために、過酷な航海に挑むこととなった。
ラピス、メフィスト、アブグルントによるちょっとした茶番劇を交えつつも、二体の魔神と相対する王国軍&白の帝国連合軍。
いつぞやの戦いと同じように、敵は魔力を限界まで溜め込んでおり、いつ暴走するかわからない状態に陥っていた。
だがイヴリールは臆さず、開戦を宣言する。
「おれの船に乗った以上、敗北は許さん、勝利も要らん。蹂躙だ、蹂躙のみを許可する。」
「圧倒せよ! 圧倒せよ!奴らの尊厳を奪え、矜持を嘲笑え!存在そのものを根底から否定し尽くせ!」
真っ二つに折り砕かれた飛空船の上。
今ここに、魔神の圧倒的暴力と海賊の徹底的暴力がぶつかり合おうとしていた。
「――おれたちは海賊、あらゆる全てを奪う者!我らこそが嵐である!
「開戦だ! 奴らの首を船の上に掲げてやれ!」
グラシャラボラスと同じ力が込められた羽根が撒き散らかされ、戦場が深海と同じ空間と化す中。
戦況は佳境に入り、イヴリールは最大火力を持って魔神達の命を獲りにかかる。
そして、王子と共に放たれたその一撃は、敵の身体を穿った。
ウェパルとグラシャラボラスは沈黙し、精神体も崩壊。
領土の水没を免れたパヤモは安堵し、皆が勝利の美酒に酔いしれる(一方、イヴリールは戦利品に対して心底落胆していた)。
戦勝ムードに染まった王国軍&白の帝国は、権能を失い干上がりつつある海を後にするのだった。
……そんな中、アブグルントは何かを察知する。
まるで運命に抗うかのように、この場に残留し続けるウェパルの精神体を。
いたずらに自らの苦痛を伸ばすだけと思われたその現象が、後に奇妙な縁となって王子達の下にやってくることとなる…………→『魔神の残滓ウェパル』